2019年7月に、北極圏に位置するスヴァールバル諸島(Svalbard)まで足を伸ばしたので、その様子をレポートします。
スヴァールバル諸島とは?
スヴァールバル諸島はご存知無い方も多いと思いますが、ノルウェーの更に北、北緯75°ほどに位置する、もはや北極です。ノルウェー領の自治区で、ノルウェーから向かう際にもパスポートチェックがあります。
そこにロングイェールビーン(longyearbyen)という街があり、そこが首都という扱いになっています。
とくかく寒いのは言うまでもなく。
更に緯度が異常に高いので、夏は一日中太陽が登っていて明るく、冬になると一切太陽が現れないという、エクストリームな土地です。
こんなところに行くには、最も暖かいとされる7月上旬しかない!と決めて今回渡航を決行しました。
真夏でもダウン必須!?スヴァールバル諸島の寒さ
スヴァールバル諸島のロングイェールビーン空港に到着して、ゲートを出ます。
さすがに寒い!すかさずダウンを着ました。
この直前にアイスランドやグリーンランドにも滞在していましたが、圧倒的に寒いです。ユニクロのウルトラライトダウンをカバンに忍ばせていたのですが、アイスランド、グリーンランドでも登場する機会がなく、このままお蔵入りにならずに良かったです。
とはいえ、さすがは7月。日本の真冬よりかは暖かい気候でした。太陽さえ当たっていれば結構温かいです。この日は結構風が強くなってきていて、それが冷たかったです。
スヴァールバル諸島から東京までの距離は6830km?
空港を出た正面には、世界の主要都市への距離と方角が示された看板?があります。
ちなみに東京までは6830kmとなっています。普通にヨーロッパまでの距離も10000km以上ありますからね。おかしいじゃんと思うかもしれませんが、これは、スヴァールバル諸島があまりにも北に位置するため、北極を突っ切って、直線距離で結ぶとそれくらいの距離になるんだそうです。(もちろんそんな直行便は無いですが)
空港からロングイェールビーン市内までバスで移動
空港から市内までの移動にはバスがあります。
一応時間は定められていますが、飛行機の時間に合わせて臨機応変に動いているようです。
さらに降りる場所も大まかにルートは決まっていますが、ホテル名を言えばその近くでおろしてもらえます。
バス代は片道75NOK(約900円)ですが、往復で買えば120NOK(約1500円)になります。クレカも問題なく使えます。
ちなみに市内へは3-4kmほどあります。頑張れば歩いていけなくもないです。あまりにも見晴らしが良いので、空港から少し出れば市内が見えますが、たぶん距離感覚がおかしくなっているので実際歩いてみると結構時間かかると思います。
私はこの日、ホテルには宿泊せずに、そのまま夜中の便で発つというスケジュールのため、とりあえず観光案内所の近くで降ろしてもらいました。
ロングイェールビーン市内の中心街
中心街には、ホテルやバー、スーパーなど、一通りの施設が揃っています。
日本でも有名なスキー場の周辺が、自然に囲まれた中で一部だけ栄えていたりしますが、ホントそんな感じです。少し周囲を見渡すと、広大なフィヨルド地形です。
そして、レストランやバーなどもちらほらありますし、(結局入りませんでしたが)日本人がやっている?寿司屋さんもあるとかないとか。
この日は夜遅くまで街で時間を潰さないといけないのですが、たとえ日が落ちないからといって、店の営業時間が伸びるわけでもなく、だいたい普通に18時とか20時らへんに閉まってしまう店がほとんどでした。
ロングイェールビーンの市内ツアーに参加!世界最北端の教会も
30分ほど街を散策したあとは、前日に申し込んでいたツアーに参加してきました。
ロングイェールビーン近辺を車で回るだけのツアーですが、徒歩ではいけないエリアをサクッと見て回れたので良かったです。
その他にも、炭鉱の廃墟や、世界最北端の教会など、面白いスポットも巡ってきたので、これらに関しては別記事で順次レポートしていきます。