2020年6月、世の中はまだまだ気が抜けないコロナ渦の中ですが、先日関西への移動の際にJAL国内線のファーストクラスに搭乗しました。

定住する場所を持たない筆者のため、移動はどうしてもつきものなのです。それでも5月までは極力控えていましたが、6月からは週に1度までと決めて移動させていただきます。

色々とご意見はあるかもしれませんが、純粋なフライトレポートとしてお楽しみください。

搭乗の経緯

もともと5月に予定されていたフライトでしたが、このご時世の影響もあり、幾度と変更を重ねて6月にずれ込んだ次第です。

予約時はまだコロナの影響が限定的だったため、呑気に「JGC修行中に一回くらいはファーストクラスも体験してみたいなー」ぐらいの感覚で予約していたんだと思います。

JGCプレミアへのラストスパート

幸いJGCについてはFLY ONポイント2倍のおかげで3月までのフライト分で既に達成済。5月中にJGCへの入会も済ませておきました。

更に言うと、今回の移動と関連する2フライトを消化するだけで、JGCプレミアに届きそうな状態になりました。なので、移動はJGCプレミアに必要なポイント数分だけに絞り、それ意外は一旦すべてキャンセルとしています。

フライトデータ

以下、今回のフライト情報です。

航空会社名(JP):日本航空
航空会社名(EN):Japan Airlines
機材:Boeing 767-300
便名:JL0121
出発空港:羽田空港(HND)
到着空港:伊丹空港(ITM)
予約クラス:特便割引1(C)
座席クラス:ファーストクラス(F)
チケット価格:19,350円
獲得マイル数:718
獲得FOP:1,800 FOP

羽田空港(HND)

羽田空港に到着して早速出発ロビーへ。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、空港はまだ閑散としているかと思いきや…普通に人が多くてびっくりでした。(お前もその一部)

これまでJMB平会員だったので、ついつい癖で通常ゲートへ向かおうとしてしまいます。ですが今回はファーストクラス。上級会員用のカウンター&保安検査場へと向かいます。

上級会員専用の保安検査場へ

ファーストクラスは、JGCやサファイア会員とは更に別のゲートになっていました。ファーストクラスの方を利用するつもりが、直前に何人かの団体さんが入っていて詰まっていました。隣のサファイア/JGC用のゲートのほうが空いてそうだったので、そちらを利用しました。

JAL 羽田空港南ウィング 優先ゲート

ちなみに、ファーストクラスのゲートを抜けると、直接ラウンジへ向かうエスカレーターの前に出ます。今回はサファイア/JGC用ゲートを利用したので、制限エリアの通路に出ました。

JAL国内線ファーストクラス ご搭乗案内
搭乗案内の紙にもしっかり「JAL FIRST CLASS」の文字

ダイヤモンドプレミアムラウンジでゆっくり&食事もできた

搭乗まではまだ2時間近く余裕があったので、ラウンジへ向かいました。通常のサクララウンジではなく、JGCプレミア以上の上級会員ないしはファーストクラス利用者だけが使えるダイアモンドプレミアムラウンジへと潜入。

JAL 羽田 ダイアモンドプレミアムラウンジ
ダイアモンドプレミアムラウンジのエントランス

ダイヤモンドプレミアムラウンジへ入るのは初めてなので、楽しみにしていましたが、基本的な設備や雰囲気はサクララウンジとそんなに変わらないなという印象でした。

大きな違いとしては、食事が提供されていることぐらいでしょうか。コロナの影響で、パックされたおにぎりと、いくつかのケーキ類のみですが。普段だとどんな感じなのかは気になるところです。

ラウンジのレポートについては別途記事にしたいと思います。

JAL国内線ファーストクラス(JL121便)

ファーストクラスなので、もちろん優先搭乗サービスもありますが、ギリギリまでラウンジに滞在してから搭乗しました。それでもファーストクラスの搭乗者の中では一番乗りでした。

機材はBoeing 767-300。当初よりも小さめの機体に機材変更となったため、ファーストクラスは前方1列のみ。たったの5席。しかもコロナの影響で隣り合った座席はブロックされているため、実質3席だけです。

両窓側の席は埋まっていたので、致し方なく真ん中のポツンとした席に座ります。真ん中の自分の席は撮りづらかったので、隣の席をパシャリ。

JAL国内線ファーストクラス 座席

シートが重厚で高級感があります。クラスJや普通席と違って白系(ベージュ?)の配色です。席に座る準備をしていると、すぐにCAさんが挨拶しに来てくれました。ファーストクラス搭乗3名に対して、2名のCAさんが対応してくれるという贅沢っぷりです。

機内アメニティ

シートはもちろん、手すりも高級感があります。ブラインドは一部鏡になっています。読書灯もしっかり備わっています。

JAL国内線ファーストクラス シート

リクライニングのボタンも大きくてわかりやすいです。

JAL国内線ファーストクラス シート

テーブルはスライドさせて取り出すタイプ。

JAL国内線ファーストクラス テーブル

スリッパもしっかりしたものが用意されています。国際線のプレミアムエコノミーでもらったものと同じです。このスリッパ、ふかふかしてお気に入りなんですよね。たった45分の機内で使うのももったいなかったので、お持ち帰りさせていただきました。

JAL国内線ファーストクラス スリッパ

食事後に、シートのリクライニングを試してみようと思いましたが、そんな間もなく着陸態勢に入ってしまいました。やはり羽田→伊丹は短いです…。

機内サービス

搭乗後すぐに新聞とおしぼりのサービスがあります。新聞は読まないのでお断りしました。おしぼりは厚手のしっかりしたものです。

JAL国内線ファーストクラス おしぼり

また、このタイミングでも言えばペットボトルのお水がもらえるようでした。(自分は今回タイミング逃しました…)

食事のメニューが配られ、しばらくすると、飲み物のチョイスも聞かれました。お酒でも良かったのですが、お茶(綾鷹)をお願いしました。

離陸し、シートベルト着用サインが消えると、すぐに食事の準備が始まりました。

機内食はこんな感じ。おつまみとドリンクとまとめて提供してくれました。

JAL国内線ファーストクラス 機内食

メニューは
・キャベツと浅利の煮浸し
・ズッキーニの辛子酢味噌
・鶏の野菜ざく餡
・俵御飯 北海道の高級ブランド米「ふっくりんこ」
・かんざし

JAL国内線ファーストクラス 機内食

鶏肉はもちろん「ふっくりんこ」というご飯が美味しかったです。

JAL国内線ファーストクラス ふっくりんこ

半分くらい食べ終えたところで、5分後に着陸態勢に入る旨の機内アナウンスが入ります。残りを急いで平らげました。羽田→伊丹だとほんとあっという間です。ゆっくり食べていると、残ったまま回収されるリスクもありますね汗

「かんざし」というお菓子もありましたが、食している時間が無かったので、おつまみと一緒にお持ち帰りしました。同日夜にホテルで食べましたが、ふわふわで美味しかったです。

JAL国内線ファーストクラス かんざし

食後は時間が無いながらも、コーヒーや紅茶のサービスもあります。コーヒーをお願いしたところ、持ち帰りもできるファーストクラスロゴ入りのカップで用意してくれました。あぁ、コンビニのコーヒーもこれに注ぎたい…。

JAL国内線ファーストクラス コーヒー

伊丹空港(ITM)

あっという間のフライトで伊丹空港に到着。ファーストクラスなので当然一番最初に降機できます。

伊丹空港は昨年まで一部残っていた工事も、ほとんど終わっていて非常にモダンでキレイな空港になっていました。思ったより人がいるとはいえ、普段と比べると明らかに少なく、551などの人気店もガラガラでした。

まとめ

初めてのJAL国内線ファーストクラス搭乗でしたが、やはり噂通り素晴らしかったです。羽田→伊丹という路線や、真ん中の座席ならではのデメリットはありましたが、概ね満足です。最後に個人的に良かった/微妙だったと感じた点をまとめておきます。

良かったところ

・ダイヤモンドプレミアムラウンジが利用できる(食事ができる)
・機内食が出る(しかも美味しい)

微妙だったところ

・45分のフライトなので、何をするにも短い。(くつろぐ時間、食事も急ぐ必要あり)
・CAさんの様子や目がどうしても気になってしまう。(真ん中の席だと余計に)

JAL国内線 機体

JGC修行について/獲得FOP

今回は特便割引21のチケットで得られたのは1,800FOPでした。
基本ポイントは700FOP。これに搭乗ボーナスの400FOP、更にはFOP2倍の特別措置で700FOPが加算され、1,800FOPとなりました。

FOP単価としては、特別措置を含めても10.75円となり、あまり良いとは言えません。JGC修行をコスパ重視でされる方にはオススメできないですが、せっかく修行するなら、1つの体験として利用してみるのはアリだと思います。

今回はコロナの影響もあるため、フルのサービスでない点も踏まえつつ、予約、搭乗する際の参考になれば幸いです。また次はもっと長い距離で搭乗してみたいです。