2019年7月、ロシアの航空会社アエロフロート(Aeroflot)のビジネスクラスにて、パリからサンクトペテルブルクに渡航してきました。
4時間ほどのフライトでしたが、美味しい食事やお酒をいただき、程よく睡眠も取れて快適なフライトでした。ビジネスクラス搭乗の経緯や機内の様子をレポートしていきます。
フライト基本情報
今回搭乗したアエロフロート便は、アエロフロートのホームページから予約しました。フライトの基本情報を下表にまとめます。
航空会社 | アエロフロート(ロシア航空) |
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便名 | SU 6636 |
出発地 | シャルルドゴール国際空港(CDG) |
目的地 | プルコヴォ空港(LED) |
出発時刻 | 12時35分 |
到着時刻 | 16時55分 |
フライト時間 | 3時間20分 |
座席クラス | エコノミー→ビジネス |
チケット代 | 21,950円 |
搭乗直前にビジネスクラスにアップグレード
実を言うと、元々はエコノミークラスで渡航する予定でしたが、かなり幸運なことに直前でアップグレードになりました。
アップグレードの経緯
搭乗当日、パリのCDG空港には出発時刻の1時間以上前に到着しました。この時は預け入れ荷物があったためアエロフロートのカウンターに向かいました。
しかしカウンターを見ると長蛇の列ができています。3つほどカウンターがありましたが、行き先で分かれておらず、他のモスクワ行きの乗客もすべて同じカウンターに並んでいました。
保安検査や出国手続きを考えると間に合わ無さそうなので、近くにいた係員に声を掛けても、無愛想に並べと言われるだけで不安が募るばかり。
ようやくあと数人というところで、サンクトペテルブルク行きの人がカウンターで手続きしている会話が聞こえてきました。ここでようやく安心しました。
出発予定時刻間近というところでチェックインが終わり、急いでゲートへ向かいました。カウンターのお姉さんからも「Right Now!! (今すぐ!!)」と念を押されます笑
早歩きで空港の雑踏をすり抜け、出国手続きと保安検査を済ませて、ゲートへ一直線で向かいます。※CDG空港ではパソコンやスマホ等、全てバッグの中に入れろと言われます。その方が楽で良いんですが、他と違うことされると焦ります。)
ダッシュのかいがあって、なんとか搭乗に間に合いました。
…と。ここまで全然チケットを見ていなかったのですが、座席を確認するとやけに若い番号が書かれていました。まさか…と思いながら、機内に入って座席を確認すると、まさかのビジネスクラスのシートでした!笑
ビジネスクラスへのアップグレード…というよりかは、結果的にビジネスクラスに乗れたという、サプライズビジネスクラスでした。
ここにくるまで、もしかしたら飛行機逃すかも…という不安感があり、カウンターも塩対応で、正直言うとアエロフロートの印象が微妙だったのですが、あっさり打ち消してお釣りが出るくらいのサプライズでした。
アエロフロートSU6636便レビュー
今回乗った機体は、正確に言うとアエロフロートではなくロシア航空のものでした。予約も便名もすべてアエロフロートとなっていますが、機体や備品はロシア航空のまま運用されていました。CAさんの衣装もロシア航空の赤だったりエアロフロートの青だったり混在しているようです。今回はロシア航空の赤い機体でしたが、CAさんの服装は青でした。
ビジネスクラスの座席
座席は青いシートに、ロシア航空のロゴが入った赤いヘッドカバーやベルトが付いていました。
エコノミークラスが3列-3列のシートなのに対し、ビジネスクラスは2列-2列となっていて、かなり余裕があります。隣の席との間の肘掛けの幅も広いです。
ビジネスクラスのお食事
離陸前はウェルカムドリンクをもらえます。サプライズビジネスクラスに動揺しながらもオレンジジュースをいただきました。
離陸後しばらくすると、CAさんが個別に注文を取りに来てくれます。お酒と料理と食後の飲み物を選んで、これに沿って順次サービスを提供してくれます。
まずはテーブルに白いクロスが敷かれます。これをされるとビジネスクラスに乗ってるんだなぁ感が一気に高まります。
前菜はお肉っぽい料理で赤ワインがすすみます。
メインはお肉とお魚から選べますが、お肉をチョイス。勝手にビーフストロガノフを期待していましたが、肉と野菜を煮込んだものが料理でした。これはこれで美味しかったです。
デザートにはババロア的なものとチョコレートが。コーヒーも美味しくいただき、大満足の食事でした。
食事のあとは、広々としたシートでひと眠りしているうちにあっという間に時間が経ちました。パリから4時間ほどのフライトでサンクトペテルブルグに到着です。前方の座席からじゃないと見られない景色を堪能している間に着陸となりました。
プルコヴォ空港
ビジネスクラスということで、降機も優先してもらえました。
プルコヴォ空港は派手さこそないですがモダンで快適な空港です。入国審査もほとんど並ばずスムーズでした。預け入れ荷物を受け取り、到着ロビーのカフェで一息つきました。
ロシアの空港はどこか冷たく閑散とした雰囲気があるので、真逆の賑やかなパリから来ると違和感がすごかったです。一気にロシアに来たんだなぁという感じになりました。
プルコヴォ空港からサンクトペテルブルグ市内
サンクトペテルブルグ市内のホテルへは、バスと地下鉄を乗り継いで行きました。プルコヴォ空港を出てすぐのところに市内行きのバスが停まっていたので、それに乗り込みました。20分ほどで地下鉄「モスコフスカヤ(Moskovskaya)」駅に到着します。地下鉄は少し混雑していたので、大きな荷物があるときにはオススメできないですが、バスと電車足しても100円台なので安すぎます。
ビジネスクラスの移動で旅の疲れも軽減
搭乗前はどうなることかとヒヤヒヤでしたが、まさかのビジネスクラスへのアップグレードでとても快適なフライトでした。4時間のフライトでしたが疲れはほとんどなく、その後のサンクトペテルブルグでの足取りも軽やかでした。
アエロフロートの雰囲気を知りたい方や、同じ路線での移動を検討されている方の参考になれば幸いです。もし更に詳しく知りたい部分や間違った記述がありましたら、遠慮なくコメントで教えて頂けると嬉しいです。
GODSPEED!!!