どうも、HYATT(@pt_hyatt)です。

2018年1号店がオープンして話題になったレジ無しコンビニ「Amazon Go(アマゾン・ゴー)」はご存知でしょうか?

2020年1月現在、アメリカにしか店舗が無いため、まだまだ手の届かない最先端のサービスという印象があります。ですが利用方法はとてもシンプルなので、もしアメリカに行く機会があれば観光の1つとして体験してみるのも面白いです。

「Amazon Go」の利用方法や、実際に店舗に行ってきたときの様子をまとめてみました。

店舗に入るために必要なもの

「Amazon Go」の店舗には、レジが無い代わりに入退店を管理するゲートが用意されています。このゲートを開くためには、利用者の情報と紐付けるためのバーコードをかざす必要があります。

バーコードの取得方法は簡単です。その場でできてしまいます。

  1. スマートフォンに「Amazon Go」のアプリをインストール
  2. Amazon.comのアカウントを作成(既に持っている方はログインして紐付け)
  3. 支払い情報(クレジットカード)を登録

住所に関しては日本国内の住所が登録できないのですが、代わりにアメリカでの滞在先住所で登録すれば大丈夫です。

登録が完了すると、アプリ上で次のようなバーコード表示画面があらわれます。

amazon go 入店用バーコード

このバーコードを店舗のゲートにかざせば入店できます。
(スクリーンショット画像での入場は不可)

以上、アプリをダウンロードして、アカウントの作成(or紐付け)をするだけですぐに利用できます。

とはいえ店の前で立ち止まってスマホいじるのも格好悪いので、事前にダウンロードや設定を済ませてバーコードが出せる状態にしておくと良いです。

「Amazon Go」の利用方法

バーコードを入り口のゲートにかざすとドアが開きます。

amazon go ゲート

一度店舗の中に入ったら、あとは通常通りお買い物(ピックアップ)をするだけです。特別なアクションは要りません。一度手にしたものを棚に戻しても大丈夫です。店内でどの商品をピックアップしたのか、どの商品を戻したのかは、全て天井にある無数のカメラが検知してくれています。なので、ちゃんと棚に戻したものはカウントされない仕組みになっています。

amazon go カメラ

店内には一応「Amazon Go」のロゴが入った不綿布と紙のバッグ(有料)が置かれていますが、自前のバッグに商品を入れても大丈夫です。むしろ慣れている人はこのスタイルが多いです。店内で自前のバッグに商品突っ込む…って、ドラマの万引きシーンでしか見たことが無いですが、ここではそれが普通です(笑)

買い物が終わったら、そのままゲートを出るだけで大丈夫です。初めて利用するときは、誰もがここで罪悪感に襲われるようでですが、ほんとに出てしまって大丈夫です。お会計せずに店外へ出る…って、これもドラマの万引きシーンでしか見たことが無いですが、ここではそれが普通です(笑)

amazon go ゲート

以上、店内では特にすることはありません。それが逆に落ち着かないのですが、堂々とお買い物(持ち出し)して大丈夫です。

退店すると数分以内にアプリやメールにてレシートが届きます。自分がピックアップした商品だけが正確にリストアップされていて感動します。買い物にかかった時間なんかも出ていて、店内での行動がきっちりトラッキングされていることがわかりました。また万が一買っていない商品が載っていた場合は、アプリ上から返金申請することができます。

3都市で「Amazon Go」を利用してみた

実際にシアトル/ニューヨーク/サンフランシスコの3都市で「Amazon Go」を利用してみたので、店内の様子などをまとめていきます。多少品揃えの違いはありますが、どの街の店舗でもデザインや仕組みは統一されているので、同じように利用することができました。

シアトル

シアトルではAmazon本社の敷地内にある1号店に行ってきました。Sphereのすぐ近く、北側の道沿いにあります。

1号店ということもあって、ここの「Amazon Go」が一番人気がありました。ただし混み合っているわけではないので、ゆっくりとお買い物することができます。

出口横にはイートインスペースもあります。せっかくなので、ここで購入(ピックアップ)したばかりのチキンラップとジンジャーエールを開けながらゆっくりしてみました。後ろの棚には電子レンジやフォークやスプーンに紙ナプキン等、便利なものが揃っています。

ニューヨーク

NYマンハッタンのパークアベニュー沿いにある店舗に行ってきました。

サンフランシスコ

サンフランシスコでは中心地の割と狭い範囲で複数店舗があります。ポスト通り沿いの角にある店舗に行ってきました。

「Amazon Go」はどの都市にある?

2020年1月現在はアメリカ国内のみで20店舗ほどを展開しています。先に紹介したシアトル/ニューヨーク/サンフランシスコの他に、シカゴにも店舗があります。

今後もまだまだ店舗を増やしていくそうで、一部の噂では数年以内に3,000店舗まで伸ばす計画があるとかないとか。もちろんアメリカ以外の国での展開も計画されているそうです。

「Amazon Go」の品揃えは?

食糧品や日用品はもちろん、ケーブルや電池といった簡単なエレクトロニクス製品も、Amazonのプライベートブランドである「Amazon Basics」の商品が並んでいます。大型スーパーと比べるともちろん劣りますが、厳選された商品が並んでいます。

amazon go 店内

恐らく品揃えに関しては、土地柄や客層などを踏まえて需要に合わせて最適化されているのだと思います。今は都市部のオフィス街周辺にある店舗ばかりなので、飲み物やお菓子、ランチBOXやサンドイッチなどが充実している印象でした。

アメリカ旅行での1つの楽しみに

値段は普通のスーパーで買い物するよりかは高くつきますが、アトラクション/観光地の1つだと思ってぜひ体験してみるのも悪くないと思います。

個人的にはレジの煩わしさが無いのが快適すぎて滞在中は何度も通ってしまいました(笑)はやく外の国や日本でも展開してほしいです。