2020年3月、約8年ぶりにオーストラリアを訪れることにしたので、オーストラリアの短期観光用のビザ(ETAS)を申請しました。
ビザと聞くだけで面倒そうなイメージでしたが、ETASの公式申請サイトはシンプルでわかりやすく、発給までのスピードも早かったです。日本語対応もしています。
ETASの申請から発給までの流れをシンプルにまとめてみたので、同様に短期でオーストラリアへ渡航される方の参考になれば幸いです。
基本情報
ETASについて基本的な情報を下表にまとめてみました。
名称(JP) | 電子渡航許可(サブクラス601) |
名称(EN) | Electronic Travel Authority(Subclass 601) |
有効期限 | 1年間 |
滞在可能期間 | 入国から最長3ヶ月 |
渡航可能回数 | 複数回可能 |
費用 | AU$20(約1,500円) |
支払方法 | クレジットカード(VISA/Master Card/JCB/AMEX/Diners) |
公式サイト(JP) | https://www.eta.homeaffairs.gov.au/ETAS3/etas?locale=ja |
正式名称は電子渡航許可(ETA)で「ETAS」と呼ばれているのは、ビザ申請全体の仕組みを表したSystemの「S」をお尻につけたもののようです。なので厳密にはビザではないのですが、言葉の定義の問題なので細かい話は抜きにします。
有効期限(最終入国可能日)は1年後までで、期限内であれば複数回入国が可能です。1回の入国で最長3ヶ月滞在が可能です。極端な例を出すと、2020年4月1日に申請すれば、一番遅くて2021年4月1日に入国して6月末まで滞在できるということになります。
申請手続きは全部で7ステップありますが、10分もかからずに発給まで終えることができます。特に答えに困るような項目も無いので、次の画面遷移を参考にすすめていけば大丈夫です。
以下、日本のパスポートのみを所有している方が、短期(3ヶ月以内)の観光目的で渡航をするケースを前提に進めていきます。それ以外のケースは申請サイトや画面内容が異なる可能性があるのでご了承ください。
申請手順(入力内容)
申し込み手続きの画面遷移を順に追いながら、わかりずらい部分だけ補足していきます。
まずはETA申請公式サイトにアクセスします。ページが開けたら右下の「ETAの申請(N)」ボタンをクリックします。
ステップ1:ETAの種類及び現在の所在地
ETAの種類と申請者の居住国を選択します。ETAの種類に関しては「観光・親族訪問」を前提に進めていきます。利用規約の同意にチェックを入れて「次へ(N)」を押します。
ステップ2:個人およびパスポートの情報
名前や生年月日、犯罪歴、パスポート情報などに関する質問です。ローマ字で入力していきます。「発行官庁」の項目は「MINISTRY OF FOREIGN AFFAIRS」にしておけば大丈夫です。
ステップ3:住所及び連絡先
現住所や連絡先に関する質問です。
住所は、番地から順にローマ字で記載していきます。
例)神南1-2-3 → 町名・番地:1-2-3, Jinnan
市区町村や州/省/都道府県も同様にローマ字で記載していきます。
例)東京都渋谷区 → 市区町村:Shibuya 州/省/都道府県:Tokyo
電話番号の国番号は、日本の場合「81」です。番号の部分は先頭の0を省いて入力します。
例)090-1234-5678 →国番号:81 番号:9012345678
ステップ4:入力した内容の確認
ステップ1~3で入力してきた内容を確認します。問題なければ「次へ(N)」を押して進みます。
ステップ5:支払い
決済情報(クレジットカード情報)の入力をします。カードの種類はVISA/MasterCard/AmericanExpress/Diners/JCBが使えます。
支払う金額はAU$20(約1,500円)です。この時点で仮のETA申請番号(参照番号)が発行され、2時間以内に決済が完了すると、正式にETAの申請処理がされます。
ステップ6:レシート
無事に決済が完了すると、ステップ6に進み「支払いが承認されました」というメッセージとともにレシート番号が表示されます。念のためレシート番号を控えておき「次へ(N)」を押します。
ステップ7:確認
この画面まで来れえば、無事にビザの申請・支払・発給が完了です。申請したメールアドレス宛に発給が完了した旨のメールが届いているはずです。(メールタイトル:オーストラリアへのETA申請(CLIENT-IN-CONFIDENCE))
ステップ7の画面やメールに添付されたPDFに、ETAの内容や条件が表示されるので、内容に間違いがないか確認しておきます。
申請が終わったら
ステップ7までいき、メールが届いていれば、発給まで完了しているので、特にすることはありません。ETAはパスポートの情報に紐付けられているので、完了画面の印刷も不要です。
また、ETA申請公式サイトの「ETAを確認する」タブから、申請したETAの内容を確認することもできます。
まとめ
以上、オーストラリアへの短期滞在の際に必要な観光ビザ(電子渡航許可/ETAS)の公式サイトでの申請方法について、シンプルにまとめてみました。手続自体は簡単ですし、決済が完了した時点で即時発給がされました。
上記の通り、発給までは一瞬ですが、システムエラーなど万が一のこともありうるので、余裕をもって申請しておいた方が良いです。
オーストラリアへ行かれる方の参考になれば幸いです。
もし更に詳しく知りたい部分や間違った記述がありましたら、遠慮なくご連絡頂けると嬉しいです。(@pt_hyatt)
GODSPEED!!!