2020年2月、マレーシアのクアラルンプール滞在中に、ヒルトンガーデンイン クアラルンプール ジャラントゥアンクアブドゥルラーマン サウス(Hilton Garden Inn Kuala Lumpur Jalan Tuanku Abdul Rahman South)に宿泊してきました。
僕が知る限り、恐らく世界で最安のヒルトン系列のホテルです。この記事ではホテルの基本情報から予約時のプラン、実際に宿泊したときの様子を振り返っていきます。
ホテル基本情報
今回宿泊したヒルトンガーデンインの予約時の情報を下表にまとめておきます。
ホテル名(JP) | ヒルトンガーデンイン クアラルンプール ジャラントゥアンクアブドゥルラーマン サウス |
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ホテル名(EN) | Hilton Garden Inn Kuala Lumpur Jalan Tuanku Abdul Rahman South |
ホテルチェーン | ヒルトン(Hilton) |
国/エリア | マレーシア/クアラルンプール |
チェックイン | 2月15日 15時00分 |
チェックアウト | 2月18日 12時00分 |
部屋タイプ | SINGLE GUEST ROOM |
朝食/ラウンジ | なし/なし |
宿泊費(1泊) | MYR 131(約3,500円) |
予約
予約はヒルトンの公式アプリから行いました。ヒルトンゴールド会員であれば、一番安いレートでも、部屋のアップグレードや朝食無料といった特典が受けられます。
立地
ホテルの場所ですが、チョウキット(Chow Kit)というエリアにあります。市内中心部からは少し北西に1,2km離れていますが、不便ではないです。
ツインタワーやBukit Bintangといった中心部へはGrabタクシーで10リンギット以下で行けますし、モノレール(MRT)の駅もあります。
北館(ノース)と南館(サウス)の違い
わずか20mくらいの距離にヒルトンガーデンインの北館(ノース)と南館(サウス)それぞれ独立して存在しています。同じホテルの北棟と南棟という位置づけではなく、あくまでそれぞれ予約システムと受付をもった独立した形態となっています。
2つのクオリティにそこまで差は無いですが、次のような違いがあります。
- ノースにはフィットネス(ジム)があり、サウスにはプールがあります。
- ノースの方が1フロアの部屋数は多く、サウスの方は狭い分、高層階まであります。
- 部屋に関してもノースの方が広々しています。
- 料金はノースの方が1泊10リンギットくらい安いです。
こう並べると、ノースの方が良い気もしてきましたが、サウスにはまだ泊まったことが無かったので、調査も含めて予約してみました。
ホテル滞在記
実際に宿泊したときの様子を写真とともに振り返っていきます。
ロビー・レセプション
エントランスは特に派手さも無いですが、ちゃんとドアマンがいて開けてくれます。ロビーも同様に派手さはなくシンプルです。
レセプションのブースは2つあり、英語で親切に対応してもらいました。ヒルトンは事前にアプリでチェックインができるのですが、あいにく指定した部屋がまだ清掃完了していないとのことで、他の部屋を用意してくれました。ヒルトンのゴールド会員になっていると、特典として朝食を無料でつけることができるのですが、しっかりその案内もありました。またルーフトップバーの15%オフのクーポンも頂けました。
エレベーター・廊下
エレベーターは3基あります。20階以上の高層階まであるため、朝食の時間帯やチェックイン/アウトの時間帯は混み合ってなかなか来ないこともありました。エレベーターの中はブルーのモスクのような壁紙が全面に張られていました。
各フロアの廊下はカーペットが敷かれていて、狭いながらも落ち着いた雰囲気になっています。ドア周りもシンプルです。
客室エントランス・クローゼット
客室もカーペットが敷かれていて落ち着いた雰囲気です。入ってすぐの通路に大きめのオープンなクローゼットがあります。ハンガーを掛けられるところが2箇所に分かれていて、濡れたものを乾かすのには便利でした。スリッパの用意もあります。
ベッド
通路を過ぎて部屋の中心部の様子はこんな感じです。
ベッドはそれなりにふかふかで気持ち良いです。さすがヒルトンという感じです。正面の壁にはテレビがあります。ベッドサイドには棚や電源もありますし、お水も毎日2本補充してくれました。
ベンチ・パントリー
窓際の部分はベンチになっていて、クッションを背もたれにすれば、結構リラックスできます。ベンチの横には、冷蔵庫とセーフボックス、その上にはポットやコーヒー・紅茶類が置いてあります。
バスルーム
バスルームは少し狭いですが、キレイで快適です。シャワーのヘッドが固定式で水圧が強かったのは少し不便でした。
シンクはかなりサイズ小さめで、あまり私物を置くスペースもないですが、ドライヤーとティッシュの用意はあります。
アメニティは、東南アジアのホテルだと歯ブラシセットがあるところがほとんどですが、ここにはありませんでした。代わりにシャンプー・コンディショナー・ボディウォッシュ・ボディローション・石鹸と充実していました。ブランドはヒルトン系列でよく見るCRABTREE & EVELYN(クラブツリー&イヴリン)ではなく、Classicと書かれたものでした。
朝食・レストラン
朝食は1Fにあるレストランで提供されています。ヒルトン系列とはいえ安いホテルなので、あまり期待せずに行きましたが、思いの外良かったです。清潔感もあり広々しています。
ホットミールは日替わりで種類もありますし、ハムやチーズ、フルーツやヨーグルト、パンやマフィンなどもあります。席も豊富にありますし、そこまで混んでる様子も無かったです。
ルーフトップバー・プール
最上階には、ルーフトップバーとプールがあります。周囲にはあまり高いビルも無いので、見晴らしが良いです。
プールは人気のインフィニティプールでもなく、サイズも小さいですが、横にあるルーフトップバーを含めて雰囲気は良かったです。
まとめ
以上、ヒルトンガーデンインクアラルンプールサウスの宿泊記をまとめてみましたが、総じてこのクオリティで3,500円で泊まれるのはすごいことです。
クアラルンプールはホテル代が安いとはいえ、これはやりすぎでは?と言えるくらいの価格破壊です。ヒルトン系列に3,000円台で泊まれること自体ありえないので、かなりお得なホテルだと思います。
クアラルンプールでのホテル探しの参考になれば幸いです。もし更に詳しく知りたい部分や間違った記述がありましたら、遠慮なくご連絡頂けると嬉しいです。(@pt_hyatt)
GODSPEED!!!