どうも、HYATT(@pt_hyatt)です。

近年は場所に縛られず働くフリーランスの人が増えてきています。いわゆるノマドやアドレスホッパーなんて言い方もされるようですが、メンドイので「ノマド」と呼ぶことにします。かくいう僕も終身旅行者(PT)の肩書きを名乗っていますが、この「ノマド」にも当てはまります。

この記事では、場所を選ばずに働ける身なら賃貸ではなくホテル暮らしをするべき理由について書きました。正直場所を問わず働けるのに、いつまでも賃貸物件にとどまっている人も多いですよね。なかなか踏ん切りがつかないだけでしょうが、今回はそうした人たちの背中を押していきたいと思います。

では早速ホテル暮らしのメリットについて挙げていきます。

初期費用や手間がかからない

賃貸であれば、新しい家に入居する場合は最初に敷金、礼金、仲介手数料や保険料などを支払い、更には引越し業者手配したり、ガスを開けてもらったり、エアコン買ったり、嫌になるくらいやることが沢山あります。

一方でホテル暮らしの場合は、そうした面倒な手続きや費用が一切かかりません。基本的に予約はネットで完結。スマホのアプリ上からできます。国によって別途宿泊税が取られたり、追加サービス利用時に費用が発生したりしますが、すべてチェックアウト時にまとめて精算でOKです。当然電気やガス・水道・ネットの開通を手配したり待ったりする必要もありません。

日用品や生活コストがかからない

シャンプーやボディソープ、石鹸、ティッシュ等々、日常的に必要なものがホテルに備え付けなので、こだわりがない限りは買う必要がありません。タオルは当然、ドライヤーもありますし、何も苦労しません。

WiFiだって付いていますし、電気代やガス代、水道代ももちろんかかりません。全て宿泊料金に含まれています。賃貸に住んでいると、地味に光熱費や通信費で1~2万円くらい飛んでいきますから、この差は大きいです。

更にはジムやプールがついてるところもあるので、ジム代も浮きます。

かかるとしたら、現地のSIM代くらいでしょうか。ですが、これも日本の通信会社に比べると安いところが多いです。更に最近ではeSIMという物理的なSIMカードも不要で色んな国で使えるSIMも登場しています。

毎日掃除が入る

これは賃貸には絶対にないホテルの一番のメリットかもしれません。掃除(ハウスキーピング)が毎日入るので、毎日キレイな部屋で過ごせ、キレイなベッドで眠れます。

ただでさえホテルはキレイなお部屋が多いですが、ちょっと汚しただけでも毎日キレイに掃除してくれるので毎日快適です。タオルやシーツといったリネン類も毎日交換してくれるので、衛生的にも良いです。(エコではないですが…)アメニティなど何か不足しているものがあれば補充もしてくれますし、ペッドボトルのお水も毎日補充してくれます。

これに慣れてしまってからは、毎日同じ布団に寝ていた毎日が信じられなくなってきます…(贅沢w)

飽きても引っ越しが簡単

賃貸だと一度住み始めてしまうと別の場所に移るのが大変です。入居してすぐに出たとしても特に違約金とかが発生するわけではないですが、引越し費用や礼金、仲介手数料を考えると明らかに非効率です。

ですがホテル暮らしであれば、次のホテルを予約して当日チェックインするだけです。どこの国、どこの街に行ったって良いんです。マレーシア飽きたから明日らから1ヶ月タイに行こう!なんてことが簡単にできます。

ここが結構大きいメリットです。正直東京で賃貸生活をしていたときは、海外滞在中とか出張で2週間家をあける時など、勿体ないなぁと思っていました。出張ならまだ経費かもしれませんが、自腹となると実質「現地でのホテル代+使っていない自宅の家賃」が発生しているわけなので、どうしても出不精になってしまいます。精神的に身軽になれたのは大きいです。

ホテル代も言うほど高くない

ホテル代は国や地域やホテルのランクによってピンきりですが、1泊5,000円くらいで十分快適なホテルに泊まることができます。特に東欧や東南アジアは安いです。同じランクのホテルでも、同じクオリティで安く泊まれるのでオススメです。

相場的にはざっくりですが
・東南アジア:5,000円
・中東/東欧/中南米:7,500円
・その他ヨーロッパ:10,000円
といった感じ。

個人的にはヨーロッパが好きなので、日本には気候の良い5月と10月だけ滞在し、夏の間は東欧を中心に過ごして、冬の間は東南アジアで過ごすというサイクルがお気に入りです。

一方でアメリカやカナダ、オーストラリア、香港、シンガポール、東京などは、ホテル代が高騰してくるので、あまりオススメはできないです。

1ヶ月の費用は?

例えば、東南アジアでホテル暮らしをするとしたら、5,000円/1泊も出せば十分良いホテルに泊まれます。なので、宿泊費用は月で考えると15万円ぐらいです。

月15万円の家賃と聞くと一瞬高いと思うかもしれませんが、冷静に比較してみましょう。

東京都内でそれなりに築浅の一人暮らしの部屋を借りるとしたら、1Kでも10万円はかかります。ここに初期費用や仲介手数料、引越し費用、更に光熱費や通信費、日用品のコストもかかってきます。月換算すると、だいたい15万近くなってしまうのではないでしょうか。これで、掃除やゴミ出しは自分でやらないといけないし、家具家電も全て自前で用意しなければいけません。

そう考えると、東京の一人暮らしと同じくらいの価格で、ホテルのサービスを受けながら生活できるのは魅力的かつ合理的な選択肢です。

更に言うと、ホテルの値段もピンきりなので、プライバシーやハウスキーピングなど、妥協しても良い部分があれば、ドミトリーやAirBnBを駆使すれば更に費用を抑えることも可能です。

ホテル暮らしのデメリットは?

僕も最初は賃貸が当たり前のものとして育ってきましたから、最初は抵抗というか割にあわないのでは?と思っていました。ですが実際に2年間いろんな国のいろんなホテルに泊まってみて、5,000円ほどの価格帯でも十分に快適なホテルに泊まれることがわかりました。

この値段で上記のようなホテル暮らしのメリットを考えると、今ではもう賃貸に戻れなくなってしまいました。

ホテル暮らしに関して、デメリットはあまり無いのですが、強いて言うなら洗濯と荷物に関してはホテル暮らしへの最適化が必要になると思っています。

洗濯

洗濯に関しては、ホテルで追加料金出せばやってくれます。ですが出すこと自体が面倒だったり料金も割高だったりします。

なので僕はそれを使わず、手洗いで対応するようにしています。旅先での手洗いは最初大変でしたが、着る服を速乾性の素材のものに移行するだけで一気に負担が減りました。

荷物

僕の場合は2020年現在、約5泊ずつで移動するスタイルです。2019年まで世界中を積極的に旅していた時は、2泊ずつくらいで移動を繰り返していたので、必然的に移動を楽にすべく荷物を減らしていきました。

これも一度経験すると慣れます。ホテル暮らしをしていると、必要なものは衣類が大半を占めて、あとは多少の洗面道具と仕事用の機材(パソコンやカメラ)ぐらいに絞られます。賃貸で暮らしていた時は無駄なもの持ちすぎていたなと思っています。

どうしても荷物を減らせない人向けの対策としては、移動を少なめにして10日~1ヶ月単位で移動するのが良いと思います。

ホテル生活で快適なノマドライフを

ホテル生活を初めてみて、慣れてくれば慣れるほど、賃貸に戻る理由は無くなってきています。少なくとも面倒な手続きが無くなれば賃貸も悪くないかなと思うんですが、掃除のことを考えるとやっぱりホテルですね。

ノマドの増加に伴って、今後ホテル住まいの人もどんどん増えていくと個人的には予想しています。もしホテル暮らしを検討されている方がいれば、ぜひ参考になれば幸いです。

GODSPEED!!