2020年3月、マレーシアのクアラルンプールから日本の東京成田まで、JAL国際線のプレミアムエコノミーで帰国してきました。

2020年JGC修行における最初のJAL便ということで楽しみにしていました。ずっとANA派だったのでJAL自体10年以上乗っていませんでした。

エコノミーも体験しないまま、いきなりのプレミアムエコノミーデビューとなりますが、早速振り返っていきたいと思います。

フライト基本情報

今回搭乗したフライトの情報を下表にまとめます。

航空会社日本航空(Japan Airlines)
便名JL724便
機材Boeing 787-9 (JAL SKY SUITE)
出発地クアラルンプール国際空港(KUL)
目的地成田国際空港(NRT)
出発時刻22時50分
到着時刻06時35分
フライト時間6時間45分
座席クラスプレミアムエコノミー
予約クラスR
チケット代MYR 897.75(約23,200円)

予約

予約はJAL国際線の公式サイトから済ませました。今回レポートするクアラルンプールから成田までの便だけでなく、国内線で羽田から那覇まで向かう便と同時に、往復で取得しました。いわゆるクアラルンプールでの海外発券ってやつです。座席クラスは一番FOP換算率の良いプレミアムエコノミークラスにしました。

クアラルンプールから成田に向かう片道便の値段と、今回のような沖縄までの国内線往復を含めた4便の値段があまり変わらないのだから不思議です。料金の内訳が出せなので、単純に4便で割ってみると23,200円というわけのわからない値段になります。

クアラルンプール国際空港(KUL)

前の便の関係で、クアラルンプール国際空港には昼過ぎに到着。時間が有り余っていましたが、マレーシアへの入出国はせずに制限エリア内のベンチやキャセイパシフィック航空ラウンジで過ごしていました。本当はここでシャワーを浴びたかったのですが、JALプレエコの場合はゴールデンラウンジが使えないので断念。

搭乗時間が近づき、搭乗ゲートへと向かいます。クアラルンプール国際空港の場合はゲート前の待合室に入るまでに手荷物検査があります。搭乗時刻を少し過ぎてから向かったのですが、人の数はまばらでした。コロナウィルスの影響か、機内でも空席が目立ちました。程なくしてJALのプレエコの搭乗案内の声が掛かったので、機内へと向かいます。

ANAの場合、プレミアムエコノミーは特に優先搭乗の特典は無く、エコノミーと一緒です。これに対してJALはビジネスとエコノミーの間のタイミングでプレミアムエコノミーの搭乗時間が設けられていました。優先搭乗ってささやかなメリットですが、この点に関してはJALの方が素晴らしいですね。

日本航空(JAL0724便)

いよいよ10年以上ぶりのJAL、そして初めてのJAL国際線プレミアムエコノミークラスということで、ワクワクしながらボーディングブリッジを歩き、機内へと入っていきました。ビジネスクラスのシートを横目にプレミアムエコノミーのエリアへ。

シート

シートに関してですが、ズバリ言わせてもらうと、ほんと格好良いです。ひたすら黒くて重厚感があります。

JAL国際線プレミアムエコノミー 座席

この重厚感が圧迫感あって嫌という人もいるのかもしれませんが、個人的には大好きでした。欲を言えば、僕は赤よりも青が好きな色なので(←それ言ったらおしまい)ANAもこんなモダンなシートにしてくれたら嬉しいですね。

JAL国際線プレミアムエコノミー

一人ひとりの座席の空間も広いですし、前の人がリクライニングしても背もたれが倒れなようにできています。ほんとよく出来てるなーと感心させられました。テーブルやモニターも相当でかいです。12インチのMacBookだとスペース余りまくりです。

シートの間には目隠しがあり、お互いの様子が気にならないようになっていますし、ドリンクホルダーも座席の間に工夫して取り付けられています。

シートベルトは片側がかなり太くて頑丈な作りになっていました。

JAL国際線プレミアムエコノミー ベルト

アメニティ

座席の上やポケットには、ブランケットやスリッパ、機内誌はもちろん、ただのイヤホンではなくSONYのノイズキャンセリングヘッドホンが用意してありました。

またトイレには歯ブラシセットの用意もありました。ANAではビジネスクラス以上のトイレにいかないと置かれていないので、ここも驚きでした。

JAL 歯ブラシ

最後、降下が始まるぐらいのタイミングで、CAさんが一人ひとり名前で声掛けしてくれて、搭乗のお礼と「蒸気でアイマスク」を配ってくれました。

JAL ホットアイマスク

挨拶も定型文的なものではなく、時事を反映した心のこもったものでした。こうした個別の対応もANAには無かったので、期待以上のサービスでした。

ドリンク・機内食

離陸前にCAさんからの簡単な挨拶と一緒に水のペットボトルが配られ、離陸後には軽食の提供がありました。あられせんべいとサンドイッチです。一応ラウンジでお腹は満たしておきましたが、量もちょうどよくありがたかったです。

程なくして消灯となったので、そのまま映画を見ながら気づくと眠りに落ちていました。消灯中もドリンクは常に言えば出してもらえる感じでしたが、朝食の時間になるまで爆睡していました。

着陸1時間40分ほど前となり、朝食が配られます。ANAと違ってメニューは選択制ではありませんでした。オムレツに温野菜、ポテトサラダ、クロワッサンといった洋食メニューでした。量は少し物足りない気もしますが、朝食だったのでちょうどよかったです。

JAL国際線プレミアムエコノミー 機内食

成田国際空港(NRT)

約7時間のフライトを終えて成田空港に到着です。朝の成田空港は霧がたちこめていましたが、降機してイミグレに向かうころにはだいぶ晴れ渡っていました。

成田空港

成田空港は早朝だからというのもありますが、いつも以上にひっそりとしています。イミグレと税関は一切並ばず2,3分で到着ロビーに出られました。

まとめ

久々のJAL、初めてのJAL国際線プレミアムエコノミーに搭乗してきましたが、ズバリ、ANAのプレエコよりも快適だった気がしました。まだ1回乗っただけなので、判断するのは時期尚早かもしれませんが、シートのクオリティもCAさんのサービスのクオリティもかなり高いです。特に最後の個別の挨拶には驚きましたし、思わず嬉しくなりました。

JAL国際線プレミアムエコノミー

2020年はJGC修行のため、また何度かプレエコに搭乗するので、今後のフライトが益々楽しみになりました。

JGC修行3レグ目

今回のフライトは2020年のJGC修行3レグ目で、5407FOP獲得することができました。クアラルンプール→成田の区間は他の東南アジア便と比べても、マイル数もありながら安価なので修行にはうってつけです。

僕の2020年のJGC修行プランについては下記記事をご覧になってみてください。

以上、同区間の移動やJAL国際線プレミアムエコノミー利用の参考になれば幸いです。もし更に詳しく知りたい部分や間違った記述がありましたら、遠慮なくご連絡頂けると嬉しいです。(@pt_hyatt)

GODSPEED!!!