海外旅行に行くけど、現地での洗濯はどうすればよいの?
海外旅行をするうえで、そんな洗濯に関する悩みは必ず出てきます。
私も最初の頃は、旅をするうえで洗濯が一番悩み、苦労する点でした。
ですが、実際に各地を転々とし、中長期の海外を経験してみて、ミニマリストなPTとしてベストな方法に落ち着いてきました。
少し極端な方法ですが、一番コストもかからず、余計なストレスも無い方法なので、ぜひ実践してみて欲しいです。
↑ガンジス川での洗濯風景!
(注:こんなやり方ではありません笑)
最強の洗濯術に行き着く前は…
まずは、何も対策していない時はどうしていたかという話をします。
最初にヨーロッパを2ヶ月ほど旅した際は、まだ勝手がわからず、とりあえず1週間くらいは洗濯無しでも生活できるくらいの服を持っていきました。
ですが、そんなのただの気休めです。
すぐに洗濯(選択)が迫られるときがやってきました。
旅先で洗濯する方法は、シンプルに2つあると思います。
ホテルないしは街のクリーニングに出す
これは、一番キレイにやってもらえる方法だとは思います。
一応それなりのホテルであれば、クローゼットに洗濯に出すための袋や手順が書かれた紙などがあります。
ですが、私の場合は1~3泊ほどでホテルを日々転々とする生活をしていたため、なかなかタイミングがあいません。
また、ホテルによっても依頼の仕方が違ったり、無かったりするので、そうしたルールをいちいち確認してお願いするのは面倒極まりないことでした。
おまけに料金もかかってきますし、何より一度自分の貴重な衣類を手放すことになるので、きちんと期限内に、仕上がって戻ってくるかという不安もつきまとってきます。
どちらかというと、スーツやワイシャツ等、出張の方に適したサービスなので、普段使いにはあまり向かないと思います。
なので、結局一度も使ったことはありません。
自分で手洗いで洗濯する
手間ではありますが、全て自分の裁量なので、したいときにすぐ洗濯することができます。
AirBnBとかで洗濯機付きの部屋だとラッキーですが、そうでも無い限り、洗面所や風呂場で手洗いするしかありません。
そして部屋のどこかに干して乾かす。
ここまでを自分の手でする必要があります。
手間に感じますが、私はやはり自分のペースでやってしまった方が早いなという判断から、最初からこちらの方法を洗濯することにしました。
さて、実際に洗濯をしながら旅をしてみたら、どんな問題が出てきたのか。順に挙げていきます。
服がだめになりやすい
まず1つ目がこれです。
後ほど紹介する工夫次第で軽減はできますが、手洗いばかりしていると、どうしても服が伸びてしまったり、色褪せのスピードも早くなっていきます。
匂いが残りやすい
繰り返しやっていると、都度取り切れなかった汚れが堆積していくのか、2ヶ月ほど経つと、洗濯したはずの衣服でも、なぜか臭っているという状態になってきました。
乾かない!!
これが全ての問題の根源といっても良いです。
旅先ではとにかく洗濯物が乾かなくて本当に本当に苦労しました。
部屋干しして、朝になっても乾いておらず、急いでドライヤーで乾かそうとするも、なかなか乾かず。気づけばチェックアウト時間。
慌てて、致し方なく生乾きのままバッグにしまい込む…なんてことも。。
今ではこれが全部解決!
とまぁ、最初の旅では、最大の悩みが洗濯でした!
この問題が続く以上、「長期旅って無理かも…」と感じるほど。
ですが、これを解決するべく、色々方法をリサーチしたり、作戦をねったところ、次の旅からは、洗濯のストレスが、体感で5分の1くらいに軽減しました!
この方法は今でも変わらず実践していますし、どんどん小さなコツを発見していくこごとに改良されて、今では最初の10分の1くらいのストレスしか感じていません。
洗濯のストレス、悩みがなくなると、旅がより快適なものになります。
洗濯がネックとなって行くのを諦める…なんてことも無くて済むと思います。
事前準備
速乾性のある素材にする
下着やTシャツ等の肌に直接触れる系の衣類は全て、速乾性のある素材に切り替えます。
私は、モンベルの”ウィックロン”というシリーズを中心として、全て速乾性の素材でできた衣類で揃えています。モンベルに限らず、スポーツ系の衣類で揃えると良いかもしれません。
ただ、上に羽織るものやアウター等、頻繁に洗濯しなくて良いものは特にこだわっていません。あくまで肌着や下着だけです。それ意外は普通に、好きで、おしゃれなものを選んで良いでしょう。
今後はモンベル以外の他のブランドのものも試してみ用と思うのですが、実績があるので、なかなか変えられずにいます。(もし速乾性が優れているブランドがあれば教えて下さい)
衣類は3~5着あれば十分。むしろそれ以下にした方が良い。
衣類の着回しサイクルですが、1泊ずつでの移動が続かない限り、3-5着ほどあれば十分だと思います。
2泊以上する場所があれば、丸1日乾かす時間が取れるので、多少溜め込んでしまっても、そこで一気に洗濯を終えることができます。
むしろ5着以上になってくると、最悪4日ほど洗濯しなくても良いや!ってなります。
結果的に4日分の汚れた衣類が放置されることになり、匂いが残る原因となります。
ですので、できるだけ多くの衣類を持っていくよりも、少数精鋭で、一度着たら2日以内にはすぐに洗濯するというサイクルにしたほうが、結果的に臭わないですし、清潔に保つことができます。
実際に洗濯するときの注意事項
手順1:水だけで洗う
最初は石鹸等つけてやっていた時期もありました。
石鹸の良い匂いがすることで、洗った感じがするから、ついついやりたくなってしまうのもわかります。
ですが、やはり何かをつけると、それがまた流しきれなく残ってしまい、結果匂いの原因になってしまいます。
また当然ですが、洗い流す時間も要らないので、時短にもなります。
手順2:タオルドライで脱水する
脱水はしっかりしましょう。
ここで手を抜くと、その後なかなか乾かずに苦労します。
脱水制するもの、洗濯を制すると言っても過言ではありません。
服を傷めない程度に固く絞った後は、タオルドライが最強です。
ホテルのタオルをできるだけ贅沢に使って、洗濯した衣類の水分を全てタオルに移します。
おすすめは、タオルを広げて、その上に洗濯物を並べて、ロール状にまるめていくやり方です。これが一番タオルの面積を無駄なく使える脱水方法です。
こうしてバスタオルを広げて…
手洗いして、傷めない程度に絞った衣類を並べます。
タオルを衣類ごと、くるくると巻いていきます。
くるくるっと。
この状態にしたら、ある程度タオルに給水させるため、最低10分ほど置いておくと良いでしょう。
ちなみに、タオルドライしたあとのタオルは、結構びしょびしょになります。
これだけの水分を脱水させないまま干していたらと考えると恐ろしくなります。
また、しっかり脱水してから干すと、だいぶ衣類も軽くなっているので、ハンガー等に掛けても伸びづらくなります。
くれぐれも、タオルドライ中のタオルをそのまま放置して忘れないようにしましょう。
(私は何度かそのまま放置して外に出てしまったことがありますw 毎回、ホテルの人が優しく過ハンガーにかけてくれていてくれて助かった。)
手順3:乾燥させる
さて、乾燥ですが、乾燥の方法にも少しこつが要ります。
それは、部屋の中で最も乾きやすい場所に、乾きやすい形で干すこと。
部屋によって乾き方が全然違います。
窓際にハンガーが掛けられるかどうか。
エアコンの風量と向き、バスルームの換気の具合や乾燥機の有無等、色んな要素が絡んできます。
海外だと、クローゼットの中にフックが固定されているハンガーも多いので、そもそもクローゼット以外のところに掛けられるハンガーか?という点も重要になってきます。
ベストなパターンは、下から上に吹き上げる形式のエアコンがある場合。
このタイプの部屋であれば、その上に直接乾かしたい衣類を置いてしまえば、あっという間に乾いてしまいます。
窓からの風通しや陽当たりが良く、そこに洗濯物を並べられる環境であれば、これもかなり乾きやすいです。
もしくは浴室に、熱湯加熱式の乾燥機がある場合もあります。なので、それが利用できそうな場合はそれがベストです。(ただ、あってもうまく起動しないケースが多い…)
これらの好条件であれば、夜に洗濯しても朝までに乾かすことができます。
上記にあてはまらない場合は、少し乾きにくい環境になります。
なので、少しでも乾きやすそうな位置を探しましょう。
バスルームの換気扇のなるべく近く、ないしはエアコンや外からの風、太陽が少しでもあたりやすいところなど。
あとは冷蔵庫の上なんかも、オススメです。
この環境だと、夜遅くに洗濯すると、朝にはまだ若干湿り気が残ってしまうこともあります。
目安としては24時間は干せるよう、計算して洗濯をしましょう。
やってみたら意外と簡単!準備さえしておけば長期旅も怖くない!
最後に私が実践/意識しているポイントをまとめておきます。
・肌着や下着は速乾性の素材にする(モンベルのウィックロンがおすすめ!)
・3~5着の少数精鋭でこまめに(着たら2-3日以内に)洗濯する
・何も着けずにお湯で洗う
・じっくりタオルドライで脱水する
・風の通り道/太陽が当たる場所に干す
ここだけ意識していれば、焦ってドライヤーで乾かすこともほとんど無くなるはずです。
また、匂いや汚れも残りにくくなります。
懸念材料やストレスだった洗濯が楽になると、旅も一気に快適になります!
ぜひ試してみてください。