どうも、HYATT(@pt_hyatt)です。
突然ですが、、、
実は僕の左手には「マイクロチップ」が埋め込まれています。
体内にあるものなので、レントゲンでも撮らない限り証拠を見せることはできないのですが、上の写真中央あたりが少し隆起しているのがおわかり頂けると思います。そこに米粒大のマイクロチップが埋め込まれています。
「入れた理由は?」「何に使えるの?」等、気になることは多いと思いますが、この記事では「一体いつどこでどうやって入れたのか?」について実際に埋め込んだときの状況をお伝えしていきます。
僕が実際に埋め込んだ場所や費用、術後の様子なんかも載せています。いないとは思いますが、真似してやるかどうかは自己責任でお願いします。
体内にマイクロチップを埋め込んでみた
体内マイクロチップの存在は、テレビの都市伝説番組で話題になったので知っている方も多いと思いますが、実際に入れている人はごく僅かだと思います。
日本国内では、マイクロチップを埋め込むことが医療行為にあたるため、現状は難しいと思います。(いずれ緩和されたり、認可が降りた医院やチップが増えたりする可能性はあります)
僕が入れようと思った2018年も当然同じ状況でした。ちょうどヨーロッパを周遊するスケジュールを組んでいたので、そのついでにマイクロチップを入れられないか日々検索していました。
「体内Suica」で乗り放題! スウェーデンの鉄道が新システムを導入
上記のように、スウェーデンの鉄道でマイクロチップをチケットとして使っていたり、Epicenterという企業が任意で社員にマイクロチップを入れていたり、というニュースが流れていました。
なので最初はスウェーデンで入れられるところを探してみましたが、ヒットするのは上記の関連記事ばかりで、肝心の埋め込みができる場所については、なかなか見当たりませんでした。
埋め込んだ場所はデンマークのコペンハーゲン
そんな中行き着いた先がデンマークの首都コペンハーゲンにある、とあるピアスショップ(?)でした。
ピアスショップと言っても、身体改造をメインとした
「Copenhagen Body Extremes(ボディエクストリーム)」
というお店です。ここで実際にマイクロチップを埋め込んだ人の記事を発見したので、コペンハーゲン滞在中にお店に直撃してみることにしました。
マイクロチップを身体に埋め込んで自分を“アップグレード”する若者たち
いかついピアスショップへ
2018年の8月初旬、コペンハーゲンに到着した日の朝に早速お店に向かいました。コペンハーゲンの中央駅からも徒歩圏内にあります。
わかってはいながらも、いかつい見た目のお店の前で右往左往しながら意を決して店内に入ります。
「ここでマイクロチップを入れられますか?」
と確認したところ、あっさり伝わり予約へと進みました。
あいにくコペンハーゲン滞在期間が短く翌日の昼過ぎには飛び立ってしまうため、ギリギリその手前の時間で予約を入れてもらえました。
今回は運良く滞在期間中に予約を入れられましたが、確実に入れたい場合は予めメール等で予約を入れておいた方が良さそうです。
費用はおよそ2万円
予約を済ませると、
「チップは持っているか?」
と聞かれたので、Noと答えると
「チップ代と施術代合わせて1,200デンマーククローネ(約20,000円)」(※2018年8月時点)
とのこと。その場で前金を決済して、その日は一旦店を出ました。
「明日ついに自分の体にマイクロチップが埋め込まれるのかぁ」
と思うと期待と不安から、その日はあまり眠れませんでした。翌日から違う人間になるような勝手な思い込みで不思議な気分でした。
施術当日、再びお店に着いて予約時間を待ちます。確かこの間に同意書のようなものに記入した記憶があります。一気に緊張感が増してきました。
予約時間を5分過ぎた辺りで、ようやく声がかかり施術室(手術室?)に通されました。
施術開始
施術室の中は、映画に出てきそうなヤバそうな雰囲気です。(本当にやばい感じではなく、あくまで店の演出としてあえてそういうデザインにしている感じだと思われます。至って清潔です。)
覚悟を決めて座っていると、頭まで入れ墨の入ったイカつい店員さんが入ってきます。おそらくMarcというスタッフの方です。どれくらい見た目がやばいかはスタッフリストを参考に(笑)
簡単な挨拶と雑談を済ませたあとに、施術内容について詳しく丁寧に説明してくれました。施術室も施術者も見た目はヤバすぎですが、手洗いや消毒もそうとう念入りにしてくれるので安心です(笑)
マイクロチップの埋め込みは太めの注射針を用いて行われます。既に注射器の先端にマイクロチップがセットされた状態のものが卓上に用意されており、それを手の甲に挿して入れるだけです。
いざ施術が始まったと思うと、あっと言う間に終わってしまいました。注射針を刺すときは、刺しやすいように周辺をつまみ、そこに刺していきます。なのでいつ刺されて、いつマイクロチップが入ってきたかは分かりづらかったです。痛みも普通の注射よりも少し痛むかな程度です。
アップグレード完了
「You’re Upgraded!(あなたはアップグレードされました!)」
みたいなカッコいいセリフは言ってくれませんでしたが、緊張が解けたのもあり、一気に気分が高揚したのを覚えています。
施術後はしっかり消毒したうえで、雑菌が入らないよう患部をガーゼで丁寧に覆い保護してくれました。これから数日間は同様にガーゼで保護しながら様子を見るようにきっちり説明してくれ、数日間分のガーゼとテープをくれました。
やはり感染症のリスクがある以上、雑菌が入らないよう常に患部を清潔に保つよう入念に口酸っぱく説明してくれました。
術後の様子
2,3日はしっかりガーゼを当て続け、その後は出血も完全に収まったのでバンドエイドで対応しました。
1週間くらいするとバンドエイド無しでも大丈夫になりました。注射した場所はしばらくあとが残りますが、1年以上経過した今見るとほとんどどこかわからなくなっていました。
マイクロチップの使用用途は?
で、やはり気になるのは使用用途だと思いますが、ぶっちゃけ言うとありません(笑)むしろ良い活用方法があれば教えていただきたいくらいです。
ちゃんとNFCタグとして動作はします。マイクロチップには868byte分の情報を書き込めるので、例えば何かのURLを記録しておくと、iPhoneのNFCツールで読み取ると、そのリンクに遷移できます。
そんなことくらいしか出来ませんが、それでも自分の体内にあるマイクロチップに反応して本当にiPhoneが動いたときは感動しました。
最初はAndroidでしか書き込みができませんでしたが、iPhone11Proにしてからは、iPhoneでもNFCタグへの書き込みができるようになったので、今でもたまに中身を書き換えたりして遊んでいます。NFCタグの活用については、結構奥が深そうなので、また別の機会にまとめてみようと思います。
マイクロチップを入れると何が変わる?
チップを入れても、いきなり見える世界が変わる、特殊能力が身に付く、なんてことは一切ありません。ですが、なんとなく強くなった気がします(←勘違い)
そもそも何故入れたのか?
今回マイクロチップを入れたのは完全に興味本位です。それ以上でもそれ以下でもありません。利用用途が無さそうなことは薄々感じではいたので、将来的に使えたら面白いかもなぁぐらいの気持ちでした。
北欧のキャッシュレス文化を体験するのと同時にあわよくばと思って調べて突撃してみました。結果的に一般の旅行者にすぎない僕でも面倒な手続きも無しに、簡単に入れることができて良かったです。
体内マイクロチップ入れたいけど、日本での施術は待っていられない方は、2万円ほど持ってコペンハーゲンまで行けば、ほぼほぼ入れられると思います。そういう方の参考になれば幸いですが、あくまで自己責任でお願いします(笑)