2020年3月、初めてのニュージーランド旅行に備えて、短期観光用の事前手続きを済ませました。やる前は億劫でしたが、必要なものと申請方法がわかれば10分もかからずに終わりました。

この記事では、2019年10月よりニュージーランドへの渡航に必須となった電子渡航認証(NZeTA)の発給と国際観光税(IVL)の支払いについて、公式サイト上での手続きの流れを簡潔にまとめてみました。

ニュージーランドへ短期で渡航される方の参考になれば幸いです。

ニュージーランド観光に必要な事前手続き

実は観光目的での3ヶ月以内の滞在であれば、ニュージーランドへの入国にビザは不要です。ですが、ビザとは別に電子渡航認証(NZeTA)の発給と国際観光税(IVL)の支払いが必須なので、実質これがビザのような位置づけになっています。

なので、ここではざっくり「ニュージーランド短期観光ビザ」≒「電子渡航認証(NZeTA)+国際観光税(IVL)」と考えて、取得に必要な手続きをまとめていきます。

正式名称や有効期限、費用などを下表にまとめておきます。

名称(JP)ニュージーランド電子渡航認証国際観光税
名称(EN)New Zealand Electronic Travel Authority(NZeTA)International Visitor Conservation and Tourism Levy(IVL)
有効期間2年間
費用NZ$12(約850円)NZ$35(約2,470円)
支払方法クレジットカード(VISA/MasterCard)
公式サイトhttps://nzeta.immigration.govt.nz/

NZeTAとIVLの手続きは同時に完了するので、あまり分けて考える必要はあまりないですが、費用はそれぞれNZ$12とNZ$35です。クレジットカードはVISAとMasterCardに限られてきます。

滞在可能期間や入国回数はビザの条件に基づきます。ビザなしの場合、入国回数に制限はありませんが、一回の入国での滞在可能期間は最長3ヶ月です。

申請&支払い手順

必要なステップ(画面遷移)はたったの6つです。申請画面のスクリーンショットを共有しつつ、迷うかもしれないポイントだけ補足していきます。

まずは、公式のNZeTA申請サイトにアクセスします。日本語対応はしていないですが、あまり難しい項目はありません。

ステップ1:情報入力

最初のページで一気に全ての項目を入力していきます。回答を進めていくと、どんどん下に新しい質問が出てきます。

最後に、療用目的ではないか?第3国で国外追放されたことないか?過去に入国禁止となっていないか?といった確認の質問が4つあります。基本的にはNoでOKのはずです。

入力が完了したら「REVIEW AND CONFIRM」を押して次に進みます。

NZeTA 情報入力ページ

ステップ2:入力内容の確認

ステップ1で入力した内容を確認して、問題なければ「CONFIRM」を押して次に進みます。修正する場合は「GO BACK」を押せばステップ1に戻ります。

NZeTA 入力内容確認ページ

ステップ3:申告

ステップ1で入力した内容に虚偽が無いことを申告するページです。問題無ければチェックボックスにチェックを入れて「CONFIRM」を押します。入力内容を再度確認したい場合は「GO BACK」を押せばステップ2に戻ります。

NZeTA 申告ページ

ステップ4:支払い内容

NZeTAがNZ$9、IVLがNZ$35で合計$47となります。内容を確認したら「PAY AND SUBMIT」を押して支払手続きに進みます。

NZeTA 支払内容確認ページ

ステップ5:決済

ヘッダーも背景も無い、シンプルな支払画面に遷移します。クレジットカード(VISAかMasterCard)の情報を入力し「PAY」ボタンを押します。

NZeTA+IVL 決済ページ

ステップ6:申請完了

再びNEW ZEALAND IMMIGRATIONのページへ戻ってきます。「Thanks for your NZeTA Request」と表示されていれば、無事に支払いが完了し、NZeTAの申請が受領されています。

NZeTA 完了ページ

この画面表示と同じタイミングで、申請時に記載したメールアドレス宛てに領収書と内容確認のメールが届きます。(メールタイトルは「New Zealand Electronic Travel Authority (参照番号) request received」)

申請の結果については、72時間以内に改めてメールが届くと書かれていますが、特に問題無ければすぐに届きます。僕の場合は1分で来ました(笑)

「New Zealand Electronic Travel Authority (参照番号) has been issued」というタイトルのメールが来ていれば、無事にNZeTA発給完了です。

まとめ

以上、ニュージーランド渡航に必要になった電子渡航認証(NZeTA)の発給と国際観光税(IVL)の支払いについてシンプルにまとめてみました。手続自体は簡単で10分もかからず、決済が完了してから数分で発給されました。

直前でも大丈夫そうですが、オフィシャルには最大72時間とあるので、念のため3日前までには申請を済ませておいた方が良さそうです。

ニュージーランドへ行かれる方の参考になれば幸いです。もし更に詳しく知りたい部分や間違った記述がありましたら、遠慮なくご連絡頂けると嬉しいです。(@pt_hyatt)