2019年9月、タジキスタンの首都ドゥシャンベから日本の成田空港まで、ロシアのS7航空(シベリア航空/S7 Airlines)を利用しました。タジキスタンから日本への直行便はないため、ロシアのノボシビルスク(Nobosibirsk)で乗り継ぎが必要となります。

2018年に初めてロシアを訪れた際に一度S7航空を利用したことがありますが、約1年2ヶ月ぶりとなります。その時とは違って機体が最新になっていましたし、ロシアに入国せずにトランジットしたのは初めてだったので、2本分まとめてレビューしていきます。

フライト基本情報

Flight #1 ドゥシャンベ→ノボシビルスク

S7航空(S7 Airlines)
便名:S7 5552
出発時間・空港:16:05 DYU
到着時間・空港:21:20 NOB
フライト時間:3時間15分
機体:AIRBUS A320

Flight #2 ノボシビルスク→成田

S7航空(S7 Airlines)
便名:S7 5771
出発時間・空港:22:55 NOB
到着時間・空港:07:35 NRT
フライト時間:6時間40分
機体:AIRBUS A320

予約はS7航空公式サイトで

Google Flightで検索したうえで、周辺日含めて一番安かった日付・ルートで予約しました。予約はS7航空の公式サイトからで値段はRUB28,791(50,672円)でした。

S7航空はワンワールドに加盟しているので、JALのマイレージバンクの番号を登録しようとしたところ、何故かサイトからはうまくいかなかったので、メールで問い合わせをしました。すると数時間以内にあっさりと完了した旨のレスがありました。
なんとなく無愛想で反応も無さそうなイメージでしたが、とてもレスポンスが早くて好感が持てました。

ドゥシャンベ国際空港にてチェックイン

S7航空では、出発の30時間前からオンラインチェックインが可能です。ただし今回は出発地がタジキスタンのドゥシャンベ空港。カウンターでのチェックインしか対応していないとのことで、オンラインチェックインは不可でした。

仕方なく、少し早めに空港に向かい、カウンターからチェックインしました。タジキスタンは中央アジアの中でもやや閉鎖的な感じな国なので、全く期待はしていませんでしたが、ドゥシャンベ国際空港の建物は比較的モダンでキレイです。

ドゥシャンベ国際空港

空港の前は駐車場になっていて穏やかで田舎な雰囲気ですが、国際線ターミナルはガラスがカラフルになっており、外からの光が内部を美しく照らします。 (残念ながら訪れた時間帯は逆光だったので特に内部に日は入らず)

ちなみに、せっかくそんな美しい構造をしているのに写真撮影していると注意されるという噂も。特に撮らなかったので真偽は不明です。

チェックインカウンターは空港入って、奥に進んだところに並んでいます。カウンターでは成田までか?と確認されたぐらいで、特に問題なくチェックインが完了。時間も早かったためか、他にも2,3組くらいしか並んでいませんでした。

乗継便含め2枚のBoarding Passを握りしめ、2階の手荷物検査と出国審査に向かいます。

ですが、ここでまさかの事件があり、無意味な時間を過ごすハメに。それに関しては別の記事に書いたので、ここでは割愛します。

ドゥシャンベ国際空港では女性は全員優先搭乗?

搭乗時間まで、まだ1時間ほどあったので出発ロビーで時間を潰していると、ゲート前に飛行機が到着しました。

S7航空機体

皆あまり飛行機に乗る経験がなくて珍しいのか、まるで有名人が現れたかのごとく、大勢の人が窓に詰め寄ってじっくり機体を眺めてました笑

搭乗時間になりゲートへ向かい、列に並びます。しかし、続々と搭乗していく人がいるのに何故か列が進みません。

しかも、やけに周りが男臭くなっていく。

並ぶところを間違えたかと思いましたが、どうやら男女で搭乗タイミングをわけているようでした。つまり女性は全員優先搭乗。これは初めての経験で、ものすごく違和感を感じました。イスラム諸国でもなかなか無いやり方だなぁと。レディーファーストと言えば聞こえは良いかも知れませんが、なんか差別的なものを感じ取ってしまいました。

S7航空が最新の機体にリニューアル

2018年7月にS7航空に乗った際は、機体も古く無機質なものでした。また夜遅くの成田発だったということもあり、乗客もほとんどいなくて搭乗率は2割も無かったです。初めてのロシアということで、少し不気味でおっかない感じがしたのを覚えています。

その印象が強かったのですが、機内に入った瞬間良い意味で裏切られました。なんと最新の機体でかつ、S7らしいパステルカラーの色使いが各所に施されていて、明るい機内となっていました。

S7航空機内

客室乗務員の服装も、ロシアらしい明るいブルーが非常に美しくて目を奪われてしまいます。

ビジネスクラスのシートは紫を基調にしたこんな仕様です。

S7航空ビジネスクラス

エコノミーは、広さは至って普通ですが、真新しくて座り心地が良いシートです。

ドゥシャンベからロシアのノボシビルスクまでは約3時間のフライトで、途中で軽食と飲み物の機内サービスもありました。

S7航空機内サービス

恐らく4時間以上のフライトになると、弁当BOXみたいなのが配られるのですが、今回はシンプルにサンドイッチだけでした。

ドリンクのカップも、ポップなカラーで良い感じ。

今回は残念ながら、3列シートの真ん中の席にあたってしまいました。しかも、隣のおっさんが人のスペースに肘を突き出してくるようなタイプだったので、終始気になってました。機体が良くて好印象だったのに、非常にイライラしたフライトとなってしまったのが残念でした。

再三肘を押し返して嫌がっているアピールをしても、一切引かないデリカシーのなさにがっかりでした。例え機体が最新でキレイでも、結局は周辺の人間によって、良し悪しが左右されてしまうのがエコノミーの辛いところでもあります。

やはり途上国付近だとマナーを知らない人が多いのか、このタジキスタンからロシアまでの便はあまり客層が良くないと感じました。子供の泣き声もひどく全体的に騒がしかったです。

ロシアのノボシビルスクで乗り継ぎ(トランジット)

今回はノボシビルスクというカザフスタンの北東あたりの空港での乗り継ぎでした。

ロシアでは一度イルクーツクというモンゴルの北部あたりの空港で乗り継ぎをしたことがあります。この時のイルクーツク空港(特に国際線)が結構しょぼくて、初のロシアで深夜に入国審査して、外に出てターミナルを移動して早朝の便まで待機。当時にしてはハードルの高いことをしていました。

S7航空機体

ノボシビルスクの空港は大きくてキレイだと良いなと期待しながら降機します。降機は空港にブリッジがかからず、タラップを降りて徒歩で向かう形でした。9月末でしたが、ロシアの気温は既に低く半袖には寒すぎました。

トランジットのみで全容をみたわけではないのですが、ノボシビルスクの空港内部は無機質な倉庫のようなつくりだったが、キレイな空港だった。大きさもイルクーツクよりかは断然に大きかったです。

今回は国際線から国際線への乗り継ぎなので、ロシアのビザは不要です。ですが、トランジットの案内に沿って進むとパスポートコントロールに案内されました。

一瞬、あれ?となりましたが、特にビザが無くても問題はなく、単純に一応確認しているだけのようでした。

パスポートコントロールを抜けると、出発ゲートのあるエリアへ通されます。結構おしゃれなカフェもありましたが、クレカが使えず断念しました。待合のシートに電源が取れるスペースがあったので、差し込んでみるも無反応。色々揃ってる風だけどイケてない、惜しい空港でした笑

ノボシビルスク国際空港

周囲を見渡すと、成田行きの便とだけあって、さすがに日本人も増えてきました。比率で言うと、ロシア人4割、その他の欧米人2割、日本人4割くらい。恐らくロシアを含む周辺の各地から日本に向かう人たちがこのノボシビルスクに集合しているのだと思われます。

ノボシビルスクから成田行きのS7航空に搭乗

成田行きの便も、ドゥシャンベからのと同じAIRBUS A320の最新の機体でした。エコノミーのシートはこんな感じ。

S7航空エコノミークラス

席は通路側で、隣はバックパッカーっぽい日本人2人組でした。久々に日本人に囲まれる感覚に違和感がありましたが、7時間近い便のため、客層が良いことに一安心でした。もうずっと肘をぶつけられるような心配も無さそうです。

6時間以上の長距離戦のため、機内サービスでは弁当BOXが配られました。オムレツとよくわからない料理の2択だったのでオムレツをチョイス。

S7航空機内食

去年S7に乗った時は、この弁当BOXが意外に美味しかった記憶があったのですが、少し期待しすぎてしまったのか、あまり美味しくなかったです。パンが2つって…笑

S7航空カップ

ドリンクのカップは相変わらず可愛らしい感じで、今回は水色でした。あとは黄緑、紫やピンクもあったかもしれません。

成田国際空港へ到着!3ヶ月半ぶりの帰国とお寿司

6時間のフライトを終え、予定通り成田空港へ無事到着しました。ドゥシャンベからの3時間半やトランジットの時間も合わせると12時間越えの長旅でした。

入国審査は顔認証ゲートで秒で終了。税関(今後こちらも自動化するらしい!)も運良く並んでおらず、あっさり到着ロビーに出ることができました。

成田空港

帰国したらすぐに、寿司を食うと決めていました。大トロを胃袋に収めないうちには空港を出れません。

本当はターミナル1にある寿司屋に行きたかったのですが、到着がターミナル2だったので、そのままターミナル2の寿司屋で済ませることに。

しかもまだ8時前で、寿司屋を含むレストランがほとんど空いてませんでした。仕方なく、IASSのカードラウンジにて暇を潰しました。

IASS成田空港カードラウンジ

仕事をしていると、あっという間に9時くらいになっていたので、寿司屋へ入って握りのセットとあら椀を注文しました。

寿司

そして、締めに大トロとサーモンを注文。

寿司

しかし、うーん、なんか思っていたのと違います。。。

決してまずいわけではないですが、期待しすぎてしまったようです。行きたい寿司屋を妥協して違うところにしてしまったのも良くなかったかも。

日本滞在中に寿司リベンジを誓った朝でした。

S7航空は怖くなかった

久々のS7航空でしたが、何より機体が新しくなっていることにびっくりしました。薄暗くて、人もいなくて、無機質なあの機体は、本当にS7だったのか?というくらい見違えていました。

しかも単純に新しくなっただけでなく、色合い等がロシアらしいキレイさとモダンな感じがマッチしていて、すごく機内の雰囲気が良かったです。

S7航空は、ワンワールド加盟しているのでJGCのマイルを貯めることができます。モスクワまで4万円ほどで行けるプランがあったり、価格も魅力的です。

ロシアの航空会社と言えばエアロフロート(AEROFLOT)が有名で、規模的にも大きいです。S7は少し格下の印象を持ってしまっていたが、今回乗ってみてその印象はガラリと変わりました。