どうも、HYATT(@pt_hyatt)です。

昨年2019年には5月の終わり頃に急遽SFC修行をしようと決意し、主に6月と10月の2回に分けてせっせとプレミアムポイント(PP)をかき集めていました。無事に10月に解脱をし、11月頭にSFCカードの発行も済ませました。

SFC

今さら記事にしてもどうかなと思っていましたが、2020年にSFC修行をされる方の参考になればと思い記事にまとめてみます。去年の僕もそうでしたが、少しでも例があるほうが為になるし、見てるだけでも楽しいんですよね笑

それでは早速振り返ってみます。

ちなみにSFC修行とはそもそも何か、またその詳しい仕組みについての説明は他に譲りますので悪しからず。

(3/26追記) ANAから特別対応として、2020年1月から6月までの全てのプレミアムポイント(PP)を2倍にするという発表がありました。それを踏まえて、僕なりに理想的な修行プランを考えてみたので、よろしければ参考にしてみてください。

SFC修行をしようと思ったきっかけ

終身旅行者として世界中を転々としている以上、飛行機に乗る回数も当然多いです。毎回空港では航空会社のラウンジを横目に「いいなぁ」と指を咥えて見ていることしかできていませんでした。

上級会員のこと自体は知っていまいしたが、自分には到底関係の無い話と思っていました。しかし2019年の春に改めて上級会員の仕組みについて勉強していくうちに「これ、自分も取れるかも?いや、取りたい。取るべきでしょ!」と実現可能だと思うようになりました。

SFCの特典の中では、ラウンジを使いたいというのが1番の目的でした。ANAだけではなく、世界中のスターアライアンス便を利用したときに使えるのが魅力でした。優先チェックインカウンターは、預け入れ荷物が無い僕にとってはほぼ不要です。

またANAのゴールドカード自体はもともとメインカードとして利用していたので、ほぼ変わらない年会費だけ払っていれば、半永久的に権利が続くというのも大きな決め手でした。

最初に何をしたのか?

一度決めたら行動は早い方なので、すぐに修行プランの作成に取り組みました。諸先輩方の記事や動画を参考にしつつ、ANAのサイトを一日中いじくっていました。元々旅の計画を考えるが好きなので、夢中になってましたね。

後になって思うのは、修行の大まかな仕組みだけ理解できたら、あとは実際にひたすら「航空券検索」と「マイル/PPのシミュレーション」を繰り返す方が修行スキルは身に付きます。

習うより慣れろ、説明書読むよりも使ってみろ、の精神が大事です。

細かい計算方法や条件などは、すぐに覚えられないですし、パターンも多すぎるので、下記のポイントだけなんとなく理解しておけばオッケーです。

  • 国内線ないしはアジア・オセアニアの国際線がお得
  • スターアライアンス便よりもANA便の方がお得
  • 海外発券の往復便がお得(例:シンガポール→羽田/羽田→シンガポール)
  • 海外発券の往復便で更に国内線を付け足すとお得(例:シンガポール→羽田→那覇/那覇→羽田→シンガポール)
  • 同じ便/同じ席のランクでも予約クラスによってお得さが違う

これだけ意識して、航空券検索とシミュレーションを繰り返すのが近道です。あとはルートは無限にあるので、自分なりの方針(ポリシーを決めておくのもルートを固めるコツです。

修行の方針

いくつか自分の中での方針を決めてルートを絞り込みました。

同じ便はなるべく使わない

当然お得なルートを見つけたら、そこを繰り返し利用するのがコスパを良くする一番の道です。ですが芸が無いのと、単純に飽きるからという理由でそれはしませんでした。せっかく修行で沢山飛行機に乗るからには、コスパも大事ですが色んな路線、座席クラスを試してみるようにしました。

〜タッチはしない

修行僧界隈で使われている〜タッチという言葉。行き先の街で空港から出ることをせずに、そのままトンボ返りで飛行機に乗る行為を指します。同じ便は使わないという方針と同じで、芸がないと思い、やらないことに。飛行機でどこかに移動した以上、現地で何かしら観光なり、ゆっくり滞在することを意識しました。

スターアライアンス便も駆使する

もともとアメリカ〜ヨーロッパ〜アジアを旅する予定だったので、その移動では極力スターアライアンス便を利用するようにしました。PPの換算率は当然悪くなりますが、もともと移動する予定だったルートでもあるので、採算度外視です。ただ、スタアラ便を優先するために度の行程を変えるということはなるべくしないようにしました。あくまで旅のついでにPPを少しでも稼ぐという作戦です。

修行ルート

2019年に僕が実際に修行したルートは下記の通りです。

#搭乗日航空会社便名座席クラス予約クラス出発地到着地PP
0105/28ANANH 0415エコノミーU羽田神戸820
0206/02ANANH 0016エコノミーI伊丹羽田820
0306/04ANANH 0885エコノミーSHanedaKuala Lumpur2,503
0406/08ANANH 0886プレエコGKuala LumpurHaneda5,407
0506/10ANANH 0885プレエコGHanedaKuala Lumpur5,407
0606/13ANANH 0886エコノミーSKuala LumpurHaneda2,503
0706/17AsianaOZ 0101エコノミーKNaritaIncheon379
0806/17AsianaOZ 0272エコノミーLIncheonSeattle2,598
0906/29AirCanadaAC 0544エコノミーLMontrealBoston126
1007/09SASSK 4414エコノミーQOsloLongyearbyen874
1107/10SASSK 4497エコノミーQLongyearbyenOslo874
1207/10SASSK 1461エコノミーQOsloCopenhagen225
1307/12SASSK 1777エコノミーWCopenhagenFaroe Islands585
1408/01AirChinaCA 0902エコノミーWUlaanbaatarBeijing362
1508/03AirChinaCA 0791エコノミーWBeijingNur-Sultan1,135
1608/06LOTLO 0196エコノミーTNur-SultanWarsaw1,061
1708/16LOTLO 3838エコノミーSGdanskWarsaw91
1808/16AustrianOS 0632エコノミーKWarsawVienna102
1908/22BrusselsSN 3356エコノミーWZagrebBrussels320
2009/09TurkishTK 1390エコノミーTBordeauxIstanbul761
2109/14TurkishTK 2163エコノミーBAnkaraIstanbul615
2209/20TurkishTK 0333エコノミーTBakuIstanbul548
2309/20TurkishTK 0348エコノミーTIstanbulBishkek1158
2410/03ANANH 0843プレエコNHanedaSingapore3,877
2510/05ANANH 0886プレエコEKuala LumpurHaneda5,407
2610/06ANANH 0091エコノミーY羽田石垣2,448
2710/08ANANH 0092エコノミーY石垣羽田2,448
2810/08ANANH 0885プレエコEHanedaKuala Lumpur5,407
2910/13ANANH 0842プレエコNSingaporeHaneda3,877

計29本、獲得したプレミアムポイント(PP)の合計は「52,738 points」でした。

SFC修行 達成

表にまとめた通り、スターアライアンス便が多かったので参考になり辛いかもしれません。しかもマニアックすぎる路線が多くてすみません。(Longyearbyenとか行くこと自体がもはや修行w)

ただプレミアムポイント(PP)をベースに考えると、8割(40,924 points)はANA便で稼ぎました。やはりそれくらいANA便か否かの違いは大きいです。というよりスターアライアンス便だと全然稼げません。(あくまで旅のついでだったので良いのですが)

反省点としては「クアラルンプール⇔羽田」の便が多くなってしまいました。(計3往復)

6月のフライトではまず、クアラルンプール発券の羽田往復便(プレエコ)を予約。その便に乗るために、まずクアラルンプールに行かないといけないので、羽田発券のクアラルンプール往復便(エコノミー)で挟み込むスケジュールにしました。

クアラルンプール自体は好きな街ですが、さすがに短期で2回も行くと飽きますね。

10月には全く同じことをしてもつまらないと思い、羽田発券の便をシンガポール行き(プレエコ)にして、それぞれマレーシアの未訪問地方都市に滞在しました。帰りにはシンガポールのラウンジも利用できましたし、修行がてらペナン島やマラッカ、石垣島も観光ができて良かったです。

シンガポール ラウンジ

ちなみにスターアライアンス便では各社マイル/PPの割当の差が大きく、アシアナ航空(ASIANA Airlines)やスカンジナビア航空(SAS)、ターキッシュ(Turkish Airlines)、LOTポーランド航空、エアチャイナ(Air China)あたりは割としっかり付与してくれる印象でした。対してエアカナダ(Air Canada)、ブリュッセル航空(Brussels Airlines)、オーストリア航空(Austrian Airlines)は条件が厳しく少しケチな印象…。

修行に掛かった費用は?

修行に掛かった費用ですが、スターアライアンス便は元々予定していた旅のついででもあるので、除外して考えたいと思います。仮に足したらコスパめちゃくちゃ悪いです…。

ANA便は全部で12本乗りましたが、その内訳は、

  • 東京⇔大阪間往復(国内線エコノミー):24,540円
  • 羽田⇔クアラルンプール往復(国際線エコノミー):68,720円
  • クアラルンプール⇔羽田往復(国際線プレエコ):118,540円
  • 羽田⇔シンガポール往復(国際線プレエコ):120,730円
  • クアラルンプール⇔石垣往復(国際線プレエコ+国内線エコノミー):98,630円

合計で431,160円でした。

ANA便に絞ってPP単価を計算すると、

431,160 / 40,924 ≒ 10.54円

という結果になりました。PP単価で見るとそこまで良くないですが、「ポイントを獲得するためだけに飛行機に乗る回数」は少なくてできたのは良かったかなと思います。

更に書き加えると、実は10月分の航空券については全てANAのSKYコインを利用して購入したので、現金の持ち出しは6月分の211,800円のみで済みました。これを踏まえると個人的にはかなり満足度の高い結果だと自負しています。

修行してみてどうだったか?

最初はプレミアムポイント(PP)が本当に反映されるのか?不安でした。そのため最初は東京⇔大阪間で無駄にテストフライトして、PPがシミュレーション通り反映されるのを見て安心したのを覚えています。

計画をして予約を完了した段階である程度達成感がこみ上げてきます。あとは乗るだけなので、もし無理に単調なルートを組んだ場合は結構だるいかもしれません。やはり何かしら観光を兼ねたり、路線に変化をつけたりした方が楽しみながらできるので良いと思います。

修行中は当然平会員なので、プレエコ以上のクラスを利用しない限りラウンジは使えません。エコノミー利用の場合、ラウンジは修行が終わるまで指咥えて眺めるしかないです。特に僕の場合は海外でのスターアライアンス便利用が多かったので、各航空会社のラウンジを横目に通り過ぎないといけないのがもどかしかったです。なるべく早い段階でプライオリティパスを持っておくと良いでしょう。

ANA 羽田空港 ラウンジ

まとめ

何はともあれ無事に飛行機も飛んでくれて、解脱ができて良かったです。SFC(クレカ)の発行も3週間ほどで完了しました。

SFC修行解脱後もANAやスターアライアンス便にいくつか乗ってきたので、その時の様子やAMCプラチナ及びSFCのメリットについてはまた別途記事にしてみます。

さて、2020年はJGC修行をします。これだけANAにこび売りつつ今年はJALに浮気します。既にメインの路線は予約済みです。これについてはまた別記事で詳しく予定を解説していきます。5-6月の日本滞在時にカードが受け取れるよう、遅くとも5月中には済ませる予定です。

以上、参考になれば幸いです。