2019年9月、フランスのボルドー(Bordeaux)からトルコのイスタンブール(Istanbul)まで移動する際、ターキッシュエアラインズ(Turkish Airlines)を利用しました。
ターキッシュエアラインズは2018年6月にトルコを訪れて以来、実に1年3ヶ月ぶりの搭乗となりました。さすがはスターアライアンス系列とあって機内サービスも良く安心のクオリティでした。
機内の様子はもちろん、出来たばかりのイスタンブール新空港についてもレビューしていきます。
予約とチケット価格
今回のフライトのお値段ですが、ターキッシュエアラインズの公式ページからの予約で€234.58(約30,000円)でした。
レガシーキャリアで、1000マイル以上の距離移動と考えれば、だいぶお得なお値段かと思います。
そもそもこの区間で直行便があるとは思ってなかったので、一発で移動できるだけでも十分価値ある路線でした。
ボルドー メニアック空港 国際線ターミナル
ボルドー メニアック空港はターミナルAとBに分かれていて、Bはエールフランス(Air France)を中心に、特にシャルル・ド・ゴール(CDG)行きの便が多くを占めていました。それ以外の航空会社やシェンゲン協定エリア外へ飛び立つ便のゲートは、ターミナルAに集められています。
空港施設自体はキレイですし、お店も沢山ありますが、制限エリアの奥のほうまで行くとフリーWiFiが入らなくて不便なところもありました。
特に今回のようなシェンゲン協定外行きの便が集まるゲートは、手荷物検査後に出国審査を経て、更に狭い空間に追いやられています。出発1~2時間前からしか入れないようになっていますが、あまり急いでいく必要はありませんでした。
ちなみに、手荷物検査では初めてiPadのカバーを外すよう指示されました。以前、パリのシャルル・ド・ゴール空港では、パソコンもiPadもiPhoneも全てバッグにしまえと言われたこともあり、フランスの空港はルールがバラバラすぎて苦手です。
微妙な搭乗オペレーション
今回のイスタンブール行きは、出発時間が12:05だったのですが、11:20くらいから搭乗手続きの準備が始まりました。ボーディングパスとパスポートを軽くチェックされて更に奥のスペースへ通されます。
機体までの移動に時間がかかるのかな?と思ってましたが、奥のスペースにとりあえず乗客を集めておいて、本当の搭乗手続きが始まったのはその15分後でした。結局全員が搭乗したのは出発時刻の12:05を軽く過ぎてたと思います。
15分前くらいに予定通りのゲートでチェック作業開始すれば良いのに…。重い荷物を持ったまま、普段より余計に待たされて、時間と労力だけが奪われました。
ターキッシュエアラインズTK1390便
機体はBoeing737-800。3:3の6列シート。オンラインチェックインで真ん中あたりの窓側の席を抑えておきました。
ジャンボジェットほどの快適さこそ無いですが、席にはモニターもあり、レガシーキャリアとしてのサービスを受けることができました。モニターの言語は、ヨーロッパ⇔中東間のフライトにも関わらず、日本語も選べたのが意外でした。
機内食も出ました。ここ1ヶ月はヨーロッパ内部の短い移動が多かったため、もはや機内食の存在を忘れていました。チキンとパスタから選べて、チキンを選択。柔らかくて、つけ合わせのマッシュポテトも美味しくて良かったです。オレンジジュースを頼んだのに、結局来ずにスルーされたのが唯一のマイナスでしたが良しとしましょう。(←言い出せない日本人…
食事のあとはコーヒーや紅茶(チャイ?)のサービスもあります。4時間ほどのフライトで無事にトルコのイスタンブールに到着しました。
イスタンブール新空港
空港コードが”IST”のまま変更無かったので、前日まで気づかなかったのですが、2019年4月からイスタンブールのアタトゥリュク国際空港から新空港に移転しました。
実際降り立ってみると、当然ですができたばかりなのでキレイですし、とにかく巨大です。ですが、まだまだお店がオープンしておらず、少し寂しい印象を受けました。将来的には世界最大のハブ空港になるそうなので、今後に期待ですね。
イスタンブール新空港から市内
しかし、この新空港には大きな問題点があります。イスタンブール市内まで車で約1時間以上かかるほど遠く、かつ2019年9月現在は地下鉄も開通していません。つまり、市内に行くには、タクシーやレンタカー、送迎を除けばバスしかないということになります。
もちろん何も対策されていないことはなくて、市内の各方面へ行けるバスが高頻度で動いています。なので、そこまで混乱することは無かったですが、実際に移動してみると、やはり遠かったですし面倒に感じてしまいました。
一応バスはイスタンブールの交通カード「イスタンブールカード」で乗車できます。券売機もバス乗り場周辺に何台か置いてあります。バスはゆったりとしたリムジンバスで、混み合ってもおらず快適でした。
更に言うと、この日は泊まるホテルを、新空港(IST)とは真逆の位置にあるサビハ・ギョクチェン国際空港(SAW)の近くにしていたので、空港からホテルまで計3時間もかかってしまいました。
ターキッシュエアラインズは安心のクオリティ
1年3ヶ月ぶりのターキッシュエアラインズ搭乗となりましたが、印象は変わらず、安心して乗れる素晴らしいキャリアでした。エンタメのディスプレイも嬉しかったですし機内食も美味しかったです。
ターキッシュエアラインズに乗られる方や同じ区間での移動を検討されている方の参考になれば幸いです。もし更に詳しく知りたい部分や間違った記述がありましたら、遠慮なくコメントで教えて頂けると嬉しいです。
GODSPEED!!!