2019年9月、キルギスタンの首都ビシュケクからウズベキスタンの首都タシケントに向かう際、ウズベキスタン航空を利用した。

初めてのウズベキスタン航空のため、楽しみ半分不安半分だったが、無事に移動できたのでその様子をレポートしていく。

フライト基本情報

ウズベキスタン航空(Uzbekistan Airways)
便名:HY778
出発時間・空港コード:11:30 FRU
到着時間・空港コード:11:50 TAS
フライト時間:1時間20分
機体:AIRBUS 320
予約サイト:Trip.com
値段:12,825円

ビシュケク国際空港でのチェックイン

ビシュケク国際空港まではホテルからタクシーで向かった。
マルトルーシュカを乗り継いで言っても良かったが、できるだけ楽したかったのと、丁度タクシー代くらいの現地通貨(KGS:キルギスソム)が残っていたので、そうした。

ホテルのお姉さんにはKGS500くらいと言われていたが、タクシーの運ちゃんは空港で止まると携帯に490と打って見せてきた。

手元にはKGS600ほど残っていたので、そのまま全部あげた。

入り口での簡易的な手荷物検査を終え、ビシュケク国際空港に入ると、DOMESTICの案内はあるが、なぜかINTERNATIONALの案内が見当たらない。

ただ、左は明らかに国際線のArrivalロビーだったので、右に進む。すると一応国際空港のオブジェが。

すると、国内線ロビーに行く手前に階段があり、それを登ると出発のチェックインカウンターが並ぶフロアに出た。

ビシュケク空港はそんなに人が多くもないので、2,3分だけ並んですぐにチェックインができた。

今回の予約はTrip.comから。
直接予約じゃないとどうしてもチケットを受け取るまで不安になってしまうが、今回も特に問題なかった。

キルギスタンの出国審査と手荷物検査をして、制限エリアへと向かう。
手荷物検査では、靴脱げと言われて少し面倒くさかった。

制限エリアも特段何か良いカフェやレストランがあるわけでも無い。

弱いが一応WiFiが入っている。
電源が取れるような気の利いたブースや椅子は無い。

適当にベンチに座り、仕事をしながら1時間ほど待つと、搭乗開始になった。

ウズベキスタン航空の機内に潜入

機内は思ったよりもゆったりしていた。
少なくとも、LCCのように安っぽい席ではない。

ただ反対に、すごいキレイとか!スタイリッシュ!というわけでもなく、ごくごく普通の機体だった。

席は最後尾から2番目の窓側。

離陸を待っていて、ちょうど機体が動き始めた時、まさかのこのタイミングでドリンク(炭酸水)のサービスがあった。

少し戸惑いながらも、のどが渇いていたので頂戴する。
キャビンアテンダントさんが折返してきてすぐにカップを回収される。

まもなく機体は離陸し、30分ほど経った頃、再び機内サービスが始まった。
まさかの食事が出るパターン!?かと思ったが、普通にドリンクのサービスだった。

オレンジジュースを注文した。

正直何もサービスを期待していなかったので、ドリンクだけでも飲めただけ嬉しかった。

特にフライトも問題なく、約1時間後、タシケント国際空港に到着した。

タシケント国際空港到着ロビーではATMキャッシングもできるし、SIMも買える。

着陸してしばらく経つと、降機が始まった。
ありがたいことに後方からも降りることができた。

空港の建物まではバスで移動だった。

事前にネットで見る限り、ウズベキスタンの空港は、入国審査で結構待たされるし、手荷物検査も厳しくて時間かかるし、両替所もATMも無ければ、SIMも買えない…etc.

などと、散々な噂ばかりを目にしていた。

ただ、実際バスで連れて行かれたのは、モダンとはいえないが、結構キレイめの建物だった。中に入ると横にずらりと入国審査のブースが並び、一番最後の方に並んだが2,3分で入国することができた。

あまりのあっけなさに戸惑いながらも、トイレを済まし、あたりを見渡すと、、

右手にATMがあるではないか!

反対側にも発見!

右手の一番左のマシンを使ったが、なぜかVISAが複数枚試しても通らなくて、諦めかけていたその時!
Master Cardを入れてみたところ、問題なく下ろすことができた!手数料は1.5%ほど。

ちなみに真ん中の黄色いマシンは4%みたいだったので結局使わなかったので動作確認まではできていない。

さて、無事に現地通貨UZS(ウズベキスタンスム)が下ろせたところで、次はSIMの調達へ。

ウズベキスタンには5日間ほど滞在予定だったので、ゲットしておきたいところ。

しかし、それらしきお店やブースは見当たらない。

外にでもあるのかな?まぁ最悪市内でも良いか。
と思っていたが、真ん中にあるInformation DeskにてSIMの看板を発見。

聞いてみると、どうやらここで買えるようだ。
10GBと20GBのプランがあるらしい。
やけに容量デカイのしか無いな!と思いながら、10GBで十分な旨を伝える。

パスポートと電話を渡したら、設定等は全てやってもらえた。
パスポートの情報を細かく端末に入力していたり、少し設定に戸惑っていたりしていたので、どうやらウズベキスタンでは、まだまだSIMの購入は面倒なことのようだ。

料金は10GBで85,000スム(約950円)だった。
ウズベキスタンの物価を考えるとSIMで1,000円は少し高い気がした。

料金表とか無いので、言い値になっている感じが少しイラッとする。
けれど、後から着た人にも同じように説明していたから、恐らく同じなのだろう。

後から考えると、10GBで1000円なら安いもんだなと思い、納得。

ということで、懸念していた、いや半分あきらめていた
空港での現地通貨キャッシング、SIMゲットが一気にできたので満足!

ちなみに、このTourist Informationにて、タクシーの手配もお願いすることができた。

市内まで60,000スム(約650円)

これも少し高く感じたが、外に出て群がってくる白タクどもと交渉するのも面倒なので、ここでオーダーした。

5〜10分ほど待つ必要があったが、スタッフに呼ばれると、通常の白タクの運転手が群がる通常出口とは別の出口から出してもらい、そのままタクシーまで案内してくれた。

タクシー自体は普通の車だったが、乗車までのエスコートがVIP感があって良かった。

ウズベキスタン航空まとめ

以上、ビシュケクからタシケントまでの、ウズベキスタン航空利用時の移動についてレポートしてみた。

ポイントは以下の通り、

・オンラインチェックインはできない。

・少なくともスマホをチケット代わりにすることは不可のよう。(紙のチケットにスタンプというオペレーションのため)

・機内はいたって普通。洗練された感じでもなければ、決して安っぽくも無い。

・離陸前にお水のサービス有り。フライト中もドリンクサービス有り。

・タシケント国際空港の到着ロビーではATMキャッシングもできるし、SIMも買える。

と、アジアではまだ割と普通なアナログオペレーションではあるが、至って普通の乗り心地だった。

ビシュケクからタシケントまでは、バスで行こうとすると、途中カザフスタンを挟んで2回も入出国をする必要がある。もちろん時間もかかるし不安要素が多い。

なので、ウズベキスタン航空は特に敬遠する必要は無いし、キルギスタンからウズベキスタンへサクッと移動したい人にはオススメ。