2019年6月、カナダのトロントからオタワまでと、オタワからモントリオールまでの2区間で、カナダのVIA鉄道(VIA Rail Canada)を利用して移動しました。
この記事では、VIA鉄道の予約から乗車までの様子をレポートしていきます。
VIA鉄道の予約
カナダの東側にはトロント、オタワ、モントリオール、ケベックシティと魅力的な都市が連なっています。今回はそれらの都市をトロントから順に巡ってみました。それぞれ距離は離れていますが飛行機を使うほどでもなかったので、VIA鉄道を利用してみることにしました。
予約はVIA鉄道のホームページから済ませました。サイトはわかりやすく日本のクレジットカードでも問題なく決済できます。決済完了後にチケットがメールで送られてきます。チケットのPDFにQRコードがついているので、乗車時にそちらをスキャンしてもらう形式です。
今回乗車したVIA鉄道の情報を下表にまとめます。
区間1 | 区間2 | |
---|---|---|
鉄道会社 | VIA鉄道(VIA Rail Canada) | |
列車番号 | 44 | 34 |
出発地 | トロント | オタワ |
目的地 | オタワ | モントリオール |
出発時刻 | 14時20分 | 11時30分 |
到着時刻 | 18時46分 | 13時16分 |
乗車時間 | 4時間26分 | 1時間46分 |
乗車クラス | エコノミー | |
チケット代 | CA$55.37(約4,500円) | CA$32.77(約2,700円) |
トロントからオタワ
トロントのユニオン駅までは周辺の街を観光しつつ、徒歩で向かいました。ユニオン駅の周りは高いビルに囲まれています。
ユニオン駅自体も貫禄があり、VIA鉄道のホームへ向かう入り口も格調高い門構えになっていました。
乗車オペレーション
出発時間の30分ほど前に駅を訪れると既に多くの人が並んでいました。空港の搭乗ゲートと似ていて、列の先頭から一人ひとりチケットと持ち物の重量チェック(大きな荷物がある人のみ)を受けて順番にホームへ向かいます。同じ時間に複数の電車が出ない限り間違うことは無いと思いますが、ちゃんと列車番号の書かれた案内板も立っているのでわかりやすいです。
ちなみに、カナダでは一部の州でマリファナ(大麻)が合法となっています。そのため「大麻を持って国境を超える場合は違法になりますよ」という注意書きがど目立つように立てられていました。カナダの州によってもルールが異なってくるので電車利用の際は持ち込まない方が良さそうです。
座席は指定席です。チケットに書かれた車両と席番号を確認して乗り込みます。車内での飲み物や食べ物のサービスは特にありませんが、日本の新幹線と同じく車内販売があります。のどが渇いていたのでオレンジジュースを購入しました。それなりに長い4時間半の移動でしたが、あまり疲れることなく快適に移動できました。
オタワ駅
オタワ駅は市内中心部から離れており、カナダの首都の駅とは思えないしょぼさですが、良く言えばキレイでコンパクトな駅です。
市内中心部への交通手段はタクシーか、市バスに乗るしかあしません。駅を出るとすぐに市バスが止まるバス停があるので、他の乗客についていけば簡単に乗れます。
オタワからモントリオール
後日、オタワでの滞在を終えて、再び市バスでオタワ駅へ向かいました。
オタワ駅は小さいですが、駅舎はモダンでキレイなので快適に待てました。トロントのときと同じく、発車時間の30分くらい前から並び初めます。10分くらい経つと順にチケットや荷物を確認していき、完了した人から電車へと乗り込んでいきました。
座席は指定なので、早く並んでも特に良いこと無いと思うのですが、トロントでもオタワでもほとんどの人がしっかり並んでいました。日本人でもびっくりです。
車内の様子については、オタワにくるときと全く同じです。無料のサービスはありませんが、車内販売ならあります。今回は距離も短く2時間もかからずモントリオールに着きました。
モントリオール中央駅
モントリオール中央駅は市内のど真ん中に位置しています。駅からそのまま地下のショッピングモールに繋がっているので何かと便利です。
VIA鉄道でカナダの都市間を快適に移動
バスよりも早く、時間も確実に移動できますし、車内も快適でした。トロントからケベックシティまでは、VIA鉄道も長距離バスも並行して走っています。移動時間や料金を見比べながら、スケジュールに応じてベストな移動手段を利用するのが良さそうです。
僕は今回トロントからオタワ、オタワからモントリオールまではVIA鉄道を使いましたが、例えば、モントリオールとケベックシティ間の往復では、電車もバスも時間や料金に大差が無くて時間もちょうど良かったためバスを選択しました。また、トロントとナイアガラフォールズ間の往復でも同じ理由でバスを利用しました。
以上、カナダでの長距離移動の参考になれば幸いです。もし更に詳しく知りたい部分や間違った記述がありましたら、遠慮なくコメントで教えて頂けると嬉しいです。
GODSPEED!!!