2020年はANAがステータスポイントを2倍付けすることが決定し、これを機にSFC修行する方も多そうです。
50,000PPに到達する最終フライトから、実際に上級会員のステータスに切り替わるまでのタイミングや、スーパフライヤーズカード(SFC)を手にするまでに要する期間について実例を踏まえて解説していきます。
僕は2019年にSFC修行を無事解脱しました。AMC(ANAマイレージクラブ)プラチナ取得のラインである50,000PP(プレミアムポイント)に達するフライトの日付を0日目として、そこから起こった出来事をまとめてみました。
なお、僕の2019年の修行ルートについては下記記事にまとめてあります。
修行後のスケジュール(実績)
10月13日(0日目):最終フライト
僕がSFC修行僧として最後のフライトは、シンガポールから羽田までのNH842便。座席はANA国際線プレミアムエコノミーでした。
昼過ぎにシンガポールを30分遅れで発ち、夜22時頃に羽田空港へ到着。その日はそのまま眠りにつきます。
10月14日(1日目):プレミアムポイントが反映
AMC(ANAマイレージクラブ)のサイトやアプリ上で、最終フライトのプレミアムポイントが付与されました。プレミアムポイントが50,000PPを越えましたが、ステータスは変わらずブロンズのままです。50,000PPを越えていながらブロンズステータスという奇妙な状態が見れるのはこの日だけです。
プレミアムポイントはANAグループ便であれば、翌日にすぐ反映がされます。スターアライアンス便の場合は、各航空会社によりけりで、早いもので2,3日、遅いと1週間後くらいにプレミアムポイントが反映されます。その分、最終フライトからステータス変更、SFC受け取りまでの期間が長くなってしまうので、SFC修行の最終便はANAグループ便で取っておいたほうがスケジュールが読みやすいです。
10月15日(2日目):ステータスが変更/SFC申込書送申請
AMCのサイト上やアプリ上で、ステータスがブロンズからプラチナへと変化しました。これで無事にAMCプラチナステータス獲得です。
また、既にSFCの申込書の申請ができるようになっていたので、早速申請しました。ステータスがプラチナ以上になると、下記ページから申込書を申請できるようになります。
いまどき紙でしか申し込めないのか…。とビックリしましたが、そこは改善に期待しつつ用紙を申請します。聞かれる項目はシンプルで
- カードブランド(VISA、JCB、MASTER)
- 家族カードの枚数
ぐらいです。
ちなみにSFCは既に所持しているカードよりも高いランクにしたり(一般→ゴールド等)ブランドを切り替えたり(VISA→AMEX等)する場合は再度審査が必要となります。申請する書類の記入項目も増えますし、審査期間も長くなります。
そのため、なるべく早くSFCが欲しい場合は、同じランク・ブランドのSFCに切り替えるか、予め解脱をする前に希望のカードに切り替えておくと良いです。
10月19日(6日目):SFC申込書が到着
申請から1週間経たずにSFC申込書が到着しました。あいにくこのときは、早速プラチナクラスの特典を堪能しながら、韓国旅行に出ていたためすぐに受け取れず…。ただ、以前から予約していたフライトにも、しっかりプラチナクラスのステータスが反映されていることが確認できて良かったです。
韓国旅行では、成田国際空港ではANAの「ANAラウンジ」、ユナイテッド航空の「ユナイテッドクラブ」、金浦国際空港ではアシアナ航空の「アシアナラウンジ」を利用してきました。
10月22日(9日目):SFC申込書に記入・投函
22日に帰国し、SFC申込書を無事手にしました。すかさず記入してポストへ投函。もともとANA VISAワイドゴールドカードだったので、SFCも同じランクのカードにしました。そのため用紙はたった1枚。記入する内容もシンプルで名前やマイレージバンクの番号のみでした。
また、タイミング同じくして、AMCプラチナサービスのステータスカードが送られてきました。このカード、結局使った試しはないのですが、いよいよ上級会員になったんだなぁという実感が湧くタイミングでもあります。
11月2日(20日目):アップグレードポイントが確認できる
あとはスーパフライヤーズカード(SFC)の到着を待つのみという状態でしたが、20日目(申請書投函から11日目)にAMCサイト&アプリ上で変化が見られました。
アップグレードポイントの画面にSFCの特典として付く「4ポイント」が加算されていました。アップグレードポイントは、ANAグループ運航便で獲得したプレミアムポイントに応じて付与されるのですが、この時獲得していた40,000PP以上に対する20ポイントに加えて、4ポイントが加算されていたので、別途SFCの分だということがわかります。
実はこのアップグレードポイントの加算が、SFC到着間近の合図とされています。既にANA側のシステムにはSFCの申請は受理されていて、あとは物理的なカードの郵送待ちという状態です。
11月4日(22日目):スーパフライヤーズカード(SFC)到着
アップグレードポイントの加算は、やはりその予兆だったようで、その二日後にはスーパフライヤーズカード(SFC)が到着していました。最終フライトから22日目。SFC申請書投函から13日目でした。
しかい、あいにくこのときも関西へ出かけていたため、すぐには受け取れず…。プレミアムチェックインカウンターや国内線ラウンジを堪能しながら受け取りを楽しみにしていました。
11月9日(27日目):スーパフライヤーズカード(SFC)受け取り完了
東京に無事戻り、受け取り完了しました。SFCはクレジットカードなので、申請書やステータスカードとは違い、対面受け取り限定の簡易書留で送られてきます。
実際に手にしたところで、何か変わるわけでは有りませんが、カード券面に印字された「SUPER FLYERS」というロゴを見てニヤニヤしたり、人に自慢することができます。
実際ラウンジ利用する際は、航空券のチケットに上級会員の情報が登録されているので、これまで一回もこの券面を見せことは無いですね。
修行後のスケジュール(参考)
多くの方が気になるのが次の二点だと思います。
- 上級会員ステータスが有効になるタイミング
- スーパフライヤーズカード(SFC)が届くタイミング
前者については、最終フライトから2日後には完了していました。プレミアムポイントが50,000PPを越えた翌日には反映されるようです。
後者については、最終フライトから、全てがタイムラグ無く進んだとして、 19日という結果になりました。申込書到着まで6日と、申込書返送からカード到着までが13日という内訳です。申請が混み合うタイミングや、お住まいの地域、配達状況によって変わってくるので、一概には言えないですが、参考にしてもらえれば幸いです。
僕の場合、不在のため計8日くらいロスしてしまったのですが、それでも最終フライトから1ヶ月以内にスーパフライヤーズカード(SFC)をゲットすることができました。
なので、目安としては3週間〜1ヶ月くらいはかかるものと考えておいた方が良いです。とはいえ、ステータス反映自体は2日後にはされるので、上級会員としての特典はすぐに享受することができます。
厳密には達成翌日のフライトでも、国際線だったり、国内線で事前に伝えたりしておけば良いらしいんですが、それも面倒だったりするので、上級会員としての初フライトの予定は1日あけて取っておいた方が良いです。
まとめ
修行をしてプレミアムポイントを貯めることばかり夢中になってしまいがちです。解脱フライトが終わったら、どんな手続があるのか?どれぐらい時間がかかるのか?って意外と知られていないんですよね。僕も解脱間近になってからようやく調べはじめました。
JALと比べるとANAはプレミアムポイントやステータスの反映は早いです。しかしSFCの申込が、申込書の申請→受け取り・投函→カード受け取りという手間がかかるので、どうしてもそこで3週間くらい要してしまいます。近い将来WEB申請できるようになると良いですけどね。そしたら2週間くらいで完了できそうです。
そんな期待も込めつつ、この記事がSFC修行される方の参考になれば幸いです。もし更に詳しく知りたい部分や間違った記述がありましたら、遠慮なくご連絡頂けると嬉しいです。(@pt_hyatt)
GODSPEED!!!