「ブエノスアイレスからリオデジャネイロへ飛行機で行きたい」
「Azulっていう航空会社は大丈夫?」
こうした要望や疑問を持った方の助けになればと思い、ブエノスアイレスからリオデジャネイロへ航路で移動したときの経験をシェアしていく。
ブエノスアイレスからリオデジャネイロへは直行便もあるが、リオデジャネイロの滞在先によってはあえて乗継をした方が便利なケースもある。
Azul Brazilian Airlinesはブラジルの航空会社で、機内サービスとしてお菓子を大量に配布してくれるユニークなサービスがあった。
利用した空港についても、ブエノスアイレスのエセイサ国際空港(EZE)も乗継をしたカンピーナスのヴィラコッポス国際空港(VCP)もリオデジャネイロのサントス・ドゥモン空港(SDU)もいずれもモダンな空港で安心して快適に移動することができた。
実際に移動したときの様子をレポートしていく。
直行便よりも乗継便にした方が便利?
ブラジル国外からリオデジャネイロに行く場合は、アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港(GIG)に到着するパターンが多い。しかしGIGは、市内中心部(セントロ)から北に10kmほど離れたところにある。一方でブラジルの国内線が多く就航するサントス・ドゥモン空港(SDU)もあり、こちらは市内中心部(セントロ)まで徒歩圏内。
つまり大きく分けると、直行便でGIGに行き、市内で移動を頑張る。もしくは先にブラジルの別の国際空港で入国し、国内線に乗継をして市内への移動が楽なSDUに行く。の2パターンがある。
移動する日や時間帯によって便が限られたり、価格が変動したりするので、リオでの滞在先や日程によってベストな方法を選んだほうが良い。今回は観光スポットが集中するセントロにホテルを取っていたので、乗継便が大正解だった。
エセイサ国際空港(EZE)
ブエノスアイレスのエセイサ国際空港は、市内中心部から南西に10kmほどの距離にある。市内からは約900円で乗れるエアポートバスが出てるが、当日はUberで向かい、約1400円だった。
カウンターでチェックイン
個人的な問題なのか、ブラジル以外の国発だからなのか不明だが、事前にAzulのサイトからオンラインチェックインすることができなかった。席の指定だけはオンラインでできたので済ませておき、当日はエセイサ国際空港のチェックインカウンターへ向かった。
カウンターオープンして間もない時間に向かったので、混雑はしていなかったのが救いだが、やはり面倒だ。
カウンターが到着エリアのすぐ横にあり、後ろでは到着した人を出迎える集団が常に歌っていた。
出国審査
2階に上がり、数分並んで手荷物検査を受け、出国審査へ。しかし、この出国審査が混雑していた。カウンターの数は多かったが、それでも30分近く並んだ。
搭乗待ち
出国審査に時間がかかってしまったので、搭乗開始まで1時間ほどしか待ち時間が無かったが、アメックスのセンチュリオンラウンジを利用した。
他にもプライオリティパスで入れるラウンジも1つあった模様。このエセイサ国際空港の一部は、できたばかりのモダンなターミナルになっており、一般エリアでも十分に快適そうだった。
Azul(AD8767便)
機内
機種はAirbus A320。座席は右手窓側。ちゃんとモニターや電源もありしっかりしていた。ブラジルへの入国カードも機内で配ってくれた。ただし自分の席だけ折りたたみテーブルが壊れており使用できなかったのは残念。
お菓子の大量配布
機内サービスはドリンクと軽食のサンドイッチ、そしてスナック。ドリンクに関しては、事前に注文っだけ取ってあとでまとめて配布していくという珍しいやり方だった。
そしてスナックがすごかった。いくつか種類があるうちの1つを選んでいくのかと思いきや、何個も取って良かった。どれにしようか迷っていると「全部いる?」と言われ、そのまま全種類を渡してくれた。その後も何往復かしていたので、お菓子取り放題状態だった。
ヴィラコッポス国際空港(VCP)
3時間ほどのフライトでヴィラコッポス国際空港に到着。乗継のため、ブラジルのサンパウロ郊外の都市カンピーナスの空港で国際線から国内線へとトランジットする。
入国審査
入国審査は数分しか並ばず。パスポートと入国カードを提示。「ポルトガル語は喋れるか?」と聞かれて「No」、「観光か?」と聞かれて「Yes」と答えただけで終了。BRICSでは最もあっさりした入国だった。
空港内
ヴィラコッポス国際空港は、規模もそれなりに大きくしっかりした空港だった。
Azul(AD4233便)
搭乗予定時刻から20分ほど押して手続きが始まった。
機内
機種はEmbraer ERJ-190。座席は左手窓側。こちらもモニターがついていた。
時刻は18時20分。日がだいぶ沈みかけていた。リオの空港からホテルまでは歩いていける距離とはいえ、暗くなる前には着きたい。そう思ってなんとか日の入りに間に合う時間の便にしていた。しかしトラブルでなかなか出発せず、離陸したときには19時20分。あたりはもう暗かった。
離陸からしばらく眠ってしまっていたが、今回の便でもお菓子の大量配布があり、全種類頂いた。短距離線なので軽食の提供は無し。
リオの夜景
リオデジャネイロ到着間近、窓から美しい夜景が見えてきた。街の明かりがキレイなところはいくらでもあるが、ここまで広範囲に統一感もって広がる夜景は珍しい。
飛行機が遅れたのはマイナスポイントだが、その分この夜景を見ることができたので良しとする。
サントス・ドゥモン空港(SDU)
1時間ほどのフライトでリオデジャネイロのサントス・ドゥモン空港(SDU)に到着。国内線なので、空港は歩いて出るだけ。あまり大きくないが、キレイで飲食店や売店の数も多く、良さ気な空港だった。
市内徒歩圏内の立地
この空港の一番のメリットは立地だ。市内中心部(セントロ)まで徒歩圏内。さらに空港の目の前には、市内を走るトラムの駅もあるので、少し距離がある移動だとしても便利だ。
ブラジルの航空会社Azulで一気にリオ中心部へ
乗継があり、さらに離陸が遅れた分、疲れてしまったが、今回選んだルートやAzulのサービスは悪くなかった。
もしリオデジャネイロ到着後、中心街にすぐに行きたい場合には、国内線に乗り換えてAzurのサントス・ドゥモン空港(SDU)到着便を利用するのが便利だ。機内では、お菓子の大量配布サービスもあるので、意外とお腹も満たされる。