2019年7月、デンマークのコペンハーゲンからイングランドのロンドン・スタンステッドまで、アイルランドの格安航空ライアンエアー(Ryanair)で移動してきました。LCCでしたが、そんなに長い距離でもないですし、約5,100円でサクッと移動することができました。EUからイギリスへの移動ということで、少し手続きが難しい部分があったので、それに触れつつレポートしていきます。
フライト基本情報
今回搭乗したライアンエアーのフライト情報を下表にまとめました。
航空会社 | ライアンエアー(Ryanair) |
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便名 | FR7385 |
出発地 | コペンハーゲン空港(CPH) |
目的地 | ロンドン・スタンステッド空港(STN) |
出発時刻 | 22時15分 |
到着時刻 | 23時15分 |
フライト時間 | 2時間00分 |
座席クラス | エコノミー |
チケット代 | DKK318.21(約5,100円) |
ライアンエアーは、アイルランドやイギリス周辺に限らずEU圏内までの多くの路線で、破格のお値段で乗れる航空会社として有名です。今回の路線も日程を選べば手荷物込みで3,000円ほ以下で行ける日もありました。
予約はライアンエアーのサイトから行いました。ヨーロッパの格安航空会社の利用時には、注意すべき点が2つあります。
- 荷物の制限
- 事前チェックイン
1つ目の荷物に関してですが、ライアンエアーの場合一番安い料金だと、機内持ち込み手荷物も有料になってしまいます。座席の下に収まらないサイズの機内持ち込み手荷物がある場合は予め手荷物を含んだ値段で予約をしておく必要があります。
ちなみにライアンエアーの場合、機内手荷物ありのプランで予約すると「プライオリティ(Priority)」扱いになり、搭乗の際に優先的に案内されるようになります。手荷物無しで予約している人に座席上の荷物入れが使われないようにするための措置と思われますが、なんとなく得した気分になります。
2つ目の事前チェックインは、欧州のLCCにありがちな制度です。事前にオンラインチェックインをしておかないと、空港のカウンターでチェックインをするのに€50(約6,000円)も徴収されてしまいます。カウンターの手間を省くための措置ですが、万が一忘れると結構痛いので、欧州でLCCに乗るときは必ずオンラインでチェックインをしておく必要があります。
コペンハーゲン空港(CPH)
今回搭乗したのはターミナル2からでした。チェックインの処理は事前にライアンエアーのサイトで済ませていましたが、空港のライアンエアーのカウンターで「ビザチェック(VISA CHECK)」が必要との旨が書かれていました。
ビザチェックでは、次に訪れる国や地域のビザを所持しているか、もしくはビザが免除されているかどうかを、事前に航空会社にチェックしてもらいます。シェンゲン協定内での移動の場合は不要になりますが、今回はシェンゲン協定外のイギリスへの渡航なので、この手続が必要となりました。
この日はファロー諸島からのフライトでコペンハーゲン空港に到着したばかりだったのですが、このビザチェックを受けるためだけに、一回到着ロビーまで出て再度入り直すことになりました。
ライアンエアーのカウンターはターミナル2の一番奥の方にあり、ほとんど並んでいなかったのですぐに手続きができました。パスポートを渡してビザチェックをお願いしに来た旨を伝えます。すると手際よく、ビザチェックが完了した旨のスタンプが押された搭乗券を渡してくれました。
再び手荷物検査を受けて制限エリアへ向かいます。搭乗するゲートがかなり端のほうにあり遠かったです。搭乗ゲートの直前にシェンゲン協定エリアの出国手続きのブースが並んでいました。数分だけ並び、搭乗ゲートへと進みます。
ライアンエアー(FR7385便)
出発時間が近づき、プライオリティのお客さんから順に搭乗手続きが始まりました。飛行機は沖止めされており、バスで機体まで向かいます。
ライアンエアーの座席は狭いのはもちろん、前のシートの背面が黄色と青のプラスチックのような造りになっていて、安っぽい印象を受けます。あと機内の証明も薄暗くオレンジっぽい光になっていて、なんとなく不安になります。安いので文句は言えませんが、ここらへんはセンスの問題だと思うんですよね。
コペンハーゲンからロンドンまでは2時間のフライトです。一眠りしている間に付いてしまいました。
ロンドン・スタンステッド空港(STN)
スタンステッド空港の入国審査では20分くらい並びました。かなり人が多かったですがブースの数もそれなりにあります。
空港の到着ロビーに出たときには既に0時近かったので、そのまま予約していた空港近くのホテルに直行しました。ヒルトン系列のハンプトンイン(Hampton Inn)に宿泊したのですが、とてもキレイで快適なホテルでした。朝食も無料で付いてきます。
翌朝ホテルをチェックアウトし、スタンステッド空港の前にある駅へと向かいました。ロンドンの市内へはスタンステッド空港線(Stansted Express)という電車でリバプール通り駅(Liverpool Street Station)まで行けます。
この日は、その後のスケジュールも詰まっていたため、確実に移動できるよう、trainlineというサイトで念の為チケットを予約をしておきました。その場で購入しても問題無さそうな雰囲気でしたが、trainlineで予約しておくと、割引があったりウォレットアプリで使える乗車券(デジタルボーディングパス)を取得できたりするので何かと便利でした。
1時間ほどの乗車でリバプール通り駅(Liverpool Street Station)に到着です。ロンドンらしく、かなり栄えた駅でした。
ライアンエアー
ライアンエアーに乗るのは2回めでしたが、やはりその異常なまでの安さは魅力です。機内のショボさや客層の悪さがあるのは否めないですが、格安航空と割り切って細かいことに目を瞑れば、短時間の移動であれば許容範囲かなという感じです。
ライアンエアー搭乗レポート
今回はEUからイギリスへのフライトでしたが、EU圏内(スペイン圏内)のフライトでもライアンエアーに乗ってみました。スペインのマラガからバルセロナまでのフライトの様子は下記記事をご覧ください。
以上、同区間のフライトやライアンエアーの搭乗を検討されている方の参考になれば幸いです。もし更に詳しく知りたい部分や間違った記述がありましたら、遠慮なくコメントで教えて頂けると嬉しいです。
GODSPEED!!!