2020年3月、ラタム航空(LATAM Airlines)のビジネスクラスで、オーストラリアのシドニーからニュージーランドのオークランドまで移動しました。
2020年のJGC修行7レグ目のフライトです。シドニー国際空港(SYD)からオークランド国際空港(AKL)までの様子を振り返っていきます。
フライト基本情報
今回搭乗したフライトの情報を下表にまとめます。
航空会社 | ラタム航空(Japan Airlines) |
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便名 | LA800 |
機材 | Boeing 787-9 |
出発地 | シドニー(キングスフォード・スミス)国際空港(SYD) |
目的地 | オークランド国際空港(AKL) |
出発時刻 | 11時10分 |
到着時刻 | 16時15分 |
フライト時間 | 3時間05分 |
座席クラス | ビジネス |
チケット代 | AU$224.28(約15,700円) |
アップグレード代 | US$70 (約7,500円) |
ラタム航空は2020年4月を以ってワンワールドを脱退することが決まっています。ワンワールドのラタム航空としては、今回が最後の搭乗となりました。最後の記念に…というわけでもないですが、ビジネスクラス(Business Premium)の入札に申し込んだところ、見事通ってビジネスクラスに搭乗できることになりました。
予約と値段
フライトの予約は、Googleフライトで検索のうえ、ラタム航空の公式サイトで行いました。南米が本拠地のラタム航空ですが、今回のフライトの最終目的地はチリのサンティアゴ。その間にあるニュージーランドのオークランドにも寄っていく以遠権フライトです。
もちろんニュージーランド航空やカンタス航空なども同区間を運行していますが、この日のこの時間帯は、ラタム航空が一番安く、かつワンワールド系列ということで少しFOPの足しにでもなればと思い、この便に決めました。
2019年末に南米を旅した際も、何度かラタム航空を利用しましたが、ワンワールド系列として最後のもうひと搭乗が出来て良かったです。おまけにビジネスクラスにアップグレードも出来て、ラタム航空のビジネス/エコノミー、ラン航空、タム航空と一通り堪能することができました。ラタム航空の過去のフライトについては次の記事をどうぞ。
https://pt-hyatt.com/latam-bogota-lima/
https://pt-hyatt.com/latam-lima-asuncion/
シドニー国際空港(SYD)
シドニー市内から空港までは、エアポートリンクで向かいました。クレカのタッチ決済でそのまま改札を通れるので便利です。
今回は事前のオンラインチェックインがうまくいかなかったため、空港のチェックインカウンターへ向かいます。ワンワールドはまだ平会員ですが、ビジネスクラスなので気が楽です。コロナの影響もあって、全体的に空いていましたが、ビジネスクラスのカウンターでチェックイン。
目的地やニュージーランドの滞在日数、出国の航空チケットの提示を求められました。いつも通りなのかコロナの影響で厳しくチェックしているのかは不明です。
無事にチェックインが完了し、ビジネスクラスのチケットと、手荷物検査での優先レーン(Express Path)が使えるチケットを頂きました。
「SYD」と大きく書かれた出発ゲートの中へ入ると、自動化された出国ゲートがあり、その先で手荷物検査がありました。Express Pathのチケットはこの手前で回収されました。優先とはいえ、やはりコロナの影響もあって、一般のレーンでも空いていました。
制限エリアへ入ってからは、同じワンワールド系列のカンタス航空のビジネスクラスラウンジで過ごしていました。
チケットに書かれた搭乗時刻を少し過ぎたあたりでゲートに向かいました。ちょうどGroup1~3の優先搭乗が始まっていて、Group4の長い列を横目に颯爽と乗り込むことができました。
ラタム航空(LA800便)
機体の入り口でチケットを見せると、こちらです…と左手の方に案内されました。搭乗口よりも左側の席に行くのは初めての経験だったので、早速感動です。
シート
今回僕が乗るのは3時間ほどですが、メインはサンティアゴまでの長距離線ということで、簡易的なシートではなく、しっかりしたフルリクライニングできるシートになっていました。今は路線によって、プライバシー性や機能性を高めた新しいシートもあるようなので、最新のものではないですが、十分にキレイでリラックスできる造りとなっています。
真横から見るとこんな感じ。
前には大きめのディスプレイに、枕や毛布が置かれた棚があります。特に機内情報誌や安全のしおりのようなものはありませんでした。ヘッドホンも用意がありましたが、残念ながら前の方が利用したものが、そのまま置かれている感じでした。前方の棚には何もつっかかりがないので、離陸時には全席、全てのものが落っこちてきます笑
席と席の間には座席の操作ボタンやリモコン、電源(USB給電口有)、ライトの他に、プライバシー確保用のガードもあり、上まであがるようになっています。今回は隣に座る方がいなかったので使っていません。
フード&ドリンク
着席してしばらく経つと、ウェルカムドリンクのオーダーをとってくれました。シンプルにオレンジジュースをチョイス。
離陸してからはメニューが配られます。メニューはスペイン語/ポルトガル語/英語で書かれています。ミートパイとデザートがそれぞれ2種類から選べるようになっていました。
今回はチキンとマッシュルームのミートパイと、ショコラストロベリーのムースをチョイス。スティックサラダにチーズの盛り合わせ、個別ボトルのオリーブオイルやピンクソルト、バターも添えられていて美味しくいただけました。
ドリンクはカプチーノを頼みましたが、コーヒーマシーンの故障で、インスタントコーヒーのみになってしまうとのことだったので、再びオレンジジュースとお水をいただきました。
フライト
食事の後はリクライニングを倒してお昼寝タイム。短時間なので、さすがにフルフラットまではしませんでしたが、脚を存分に伸ばせて快適でした。日中の便でしたが、機内の照明は基本的に暗く維持されていたため、程よく眠ることができました。
機内では、離陸前にニュージーランドの税関書類や健康に関する注意事項の書かれた紙が配られました。税関書類は特に難しい項目はありません。
オークランド国際空港(AKL)
シドニーでは開いていなかった前方のドアから降機しました。空港の中でもかなり端のゲートに到着したようで、入国審査のゲートまで5分ほど歩きました。
入国審査は機械による自動ゲートのみで終了でした。機械でYES/NOで答える質問が出されます。日本のパスポートをかざすと日本語で質問が表示されますし、特に難しい質問は無いですが、よくあるような全部YES、全部NOの質問ではないので注意が必要です。
ちなみにニュージーランドへの入国には2019年10月より、事前に電子渡航認証(NZeTA)の申請と国際観光税(IVL)の支払いが必須となりました。こちらの手続きの方法については下記記事にまとめてありますので、申請する方は参考にしてみてください。
入国審査は機械であっさりでしたが、どちらかというと、その後にある税関の方が人によるチェックがあり厳しい印象でした。と言っても、禁止されているものを所持していないか?といった質問に答えて、荷物の大きさによってはX線検査を受けるだけですが。
無事に税関を抜けて到着ロビーへ到着です。
ニュージーランド用に買ったeSIMの設定を試みるもうまく行かず、空港のWiFiで調べながら設定を確認するも、空港のネットが遅すぎてストレス溜まってきたので、先にホテルに行くことにしました。
市内への交通手段はSkybusという空港バスを利用しました。Skybusのサイトから事前にチケットを購入しておきました。決済後に表示されるQRコードを乗車時に運転手に読み込んでもらえばOKです。往復で買うとNZ$2だけ安くなります。
オークランド国際空港からは、市内までバスで4,50分かかる距離がありますし、空港までは電車が伸びていないので、このSkybusがオススメです。
まとめ
ワンワールドのラタム航空としては最後の搭乗となりましたが、それに相応しい素晴らしいフライトでした。
ちなみにJGC修行に関してですが、今回のフライトで671FOP獲得予定でした。ですがワンワールド便ですし、ビジネスクラスにアップグレードされたので、FOPも変わってくると思われます。(正式に反映され次第こちらもアップデートします。)
以上、同区間のフライトやラタム航空ビジネスクラス利用の参考になれば幸いです。もし更に詳しく知りたい部分や間違った記述がありましたら、遠慮なくご連絡頂けると嬉しいです。(@pt_hyatt)
GODSPEED!!!